実は、台湾と言えば自転車です

2015年11月13日

元気のヒント・松浦優子の台湾暮らし(金曜更新) 第2回

1463485513

 実は自転車製造で世界トップの台湾。近年、市民の間でもエコで健康的な自転車利用が広がっています。自転車専用道路、公共サイクル、全国を挙げてのイベントなど、台湾の最新サイクリング事情を紹介します。


 台湾を訪れた人は、まず最初に街にあふれるスクーターの数に驚くことでしょう。でも実は、台湾って自転車王国でもあるんです。販売台数世界一の自転車メーカー・ジャイアント(GIANT:捷安特)も、世界二位のメリダ(MERIDA:美利達)も台湾企業です。今日は、そんな台湾の自転車事情についてご紹介します。

健康にエコに観光に、自転車フレンドリーな台湾


 自転車は中国語では「自行車」。「脚踏車」「単車」「鉄馬」と呼ばれたりもします。サイクリングは健康に良いだけでなく、CO2削減や観光振興にも役立ちます。台湾では市民の自転車利用を進めるため、さまざまな環境整備を進めています。台北市の地下鉄・MRTには座席の全くない自転車用車両がついており、乗降客の多い6駅を除く全線の駅で、土日祝日には自転車をそのまま乗せることができます。台湾南部・高雄市のKRTは平日でも自転車持ち込みOKです。


 また、自転車専用道路も次々と整備されています。今年11月には台湾を一周できる全長939kmの自転車道路「環島1号線」が開通予定。13の支線もあり、台湾各地を自転車でめぐる旅が楽しめます。このほか、自転車ツーリング路線情報ページ「幸福公路鉄馬行」には、おすすめ6路線のロードマップや勾配、トイレや飲食店の位置、ツーリング動画などを掲載(英語版もあり)。安心して自転車旅が楽しめます。

1463485513

台北の公共サイクル利用率は世界一


 街なかでの自転車利用も広がっています。台北の公共レンタサイクルシステム「YouBike(微笑単車)」は、ジャイアント社が全面協力したプロジェクト。世界の主要都市に広がっている公共サイクルですが、実は台北の利用率は世界一(※1)。一台につき一日平均11.2回(最高は50回以上!)も利用されているんです。台北市だけでステーションは196ヶ所、約6400台の自転車があり(※2)、隣接地域へも拡大中。世界の他の都市と異なるのは、台湾では休日のレジャー利用が多いこと。私の友人も、週末になると乗り心地抜群のYouBikeで川辺のサイクリングを楽しんでいるそうです。

1463485513

台湾全土で一斉開催、「台湾サイクリングフェスティバル」


 今年10月30日から11月22日まで開催の「台湾サイクリングフェスティバル(台湾自行車節)」は、台湾全土がイベント会場に。本格的な自転車レースだけでなく、子供からお年寄りまでが楽しめる多数のサイクリングイベントが各地で実施されます。健康的な自転車レジャーは今後ますます台湾で盛り上がっていきそうです。外国人観光客も歓迎なので、台湾自転車旅行なんていうのも良いですね。

1463485513

※1:雑誌『商業周刊』1393期(2014年7月)記事
※2:台北市政府交通局統計、2015年8月現在

プロフィール

1463485513

松浦優子
東京都出身。Web広告ディレクターとして勤務後、ひょんな縁で台湾に語学留学。帰国後に日本語教師資格を取得、現在は外国人向け日本語レッスンや台湾現地ニュースの翻訳などを手掛ける。台湾には年数回「里帰り」。

コメント

この記事へのコメントはありません。

この記事の関連ワード

新着の記事

Sidekibit b fefa1c4699a4986147a527399409cd3c5417e373a7c81d98947fd955971daf54

人工知能KIBITが、あなたに合った記事をおすすめします。 初めてKIBITに教えた時は翌朝までお待ちください。