ペットロス~別れの悲しみを乗り越えるために

2016年05月02日


私たちにたくさんの幸せと笑顔をもたらしてくれる愛しいペットたち。人間の数倍の速さで年をとる彼らとの別れはいつか必ずやってきます。その時が訪れたら、私たちの心とからだはどのように反応するのでしょうか。

 

ペットロスとは?


ペットの死が原因で起こるさまざまな心身の不調をペットロスと呼びます。室内でペットを飼う人が増え、ペットとの距離が縮まったこともあり、家族同然に暮らしてきたペットの死に、飼い主は強いストレスを感じるのです。なかには、自分が思っている以上に心とからだにダメージを受けてしまうことがあります。
ペットを失った直後の心情をつづったブログを読むと、その悲嘆のありさまがよくわかります。

 

からだが思うように動かず、食事ものどを通らない。仕事や家事をしていてもあの子の最期の様子が目に浮かび、胸が締めつけられるように苦しく、どこにいても涙がこみ上げてくる。明らかに自分が変だとわかっていてもどうすることもできず、ただ深い悲しみにとらわれている

 


悲しみだけではありません。病気で死んでしまった場合は、なぜもっと早く気づいてやれなかったのか、別の病院に連れていけば助かったかもしれない、もっとしてやれることはなかったのかと、あらゆる後悔が襲ってきます。

 

過度のペットへの依存が招くうつ状態


ほとんどの人は時間の経過とともにペットの死を受け入れて、悲しみを乗り越え、ともに過ごした時間を楽しい思い出に変えることができます。しかし、そうではない人もいて、ペットロスの状態が長く続き、うつのような症状を示すケースもあります。常日頃から胸の内に抱えていた悩みや不安をペットで紛らわすように暮らしていた場合や、ペットだけが生きがいのように愛情を注いで暮らしていた場合、過度の依存が生じてしまい、ペットの死を受け入れがたく感じるのです。そして、強い喪失感と孤独を感じたり、ペットの死に過剰な責任を感じて罪悪感にとらわれたりします。ひどくなると、ペットの姿を見る幻覚や、鳴き声や足音を聞くといった幻聴が起こることさえあります。

 

知ることで苦しみを和らげる


ペットロスを克服するためには、まず死を受け入れて十分に悲しむことが大切です。悲しみを抑えないで素直に表わし、共感してくれる家族や友人に話を聞いてもらいましょう。きちんと弔いをしてペットの一生を締めくくってあげることも癒しになります。前述したブログのように、ペットにメッセージを送るサイトを利用して心情をつづってもいいかもしれません。でも、ペットの死が原因で、不眠や摂食障害、胃痛や頭痛などの不調が続くようであれば、心療内科などの医療機関に相談することをお勧めします。

あらかじめペットロスについての知識を持って気持ちの準備をしておくことで、ペットの死に直面したときのショックを多少なりとも和らげることができるはずです。別れが避けられないなら、いつその日が訪れても悔いが残らないよう、日々十分な世話をしてペットとの時間を大切に過ごしてください。

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