気軽に始められる!「大人のぬり絵」でリラックス&脳トレ

2016年05月30日


今、ぬり絵が大ブームです。子どもの遊びというイメージがあるかもしれませんが、最近では多くの書店で大人のためのぬり絵専用のコーナーが設けられているほど。なぜ今、「大人のぬり絵」が注目されているのでしょうか?

 

ぬり絵を楽しみながら自律神経を整える


子どもの頃を懐かしみながら遊べるぬり絵。単純に趣味として楽しめるのはもちろんですが、実は自律神経を整えたり、脳トレの効果もあるというのです。
自律神経は呼吸や内臓の働きを司る神経で、体が活動する時に働く「交感神経」と、休息する時に働く「副交感神経」があります。どちらもバランス良く働いていることが大切ですが、疲れ、ストレスなど、さまざまな要因で自律神経が乱れると、心身の不調を引き起こします。

ぬり絵は、丁寧にぬることで自然と呼吸が整い、自律神経のバランスに良い影響を及ぼすと言います。また、単純作業で没頭することができるので、夢中になるうちに、自然と心がリラックスして自律神経の乱れを改善します。視覚からも自律神経に働きかけます。赤は交感神経、青や紫は副交感神経を刺激するなど、色の効果も期待できるのです。
アロマテラピーや音楽なども効果的だと知られていますが、これらが受け身の行動なのに対し、ぬり絵は自分の手先を使う自発的な行動なので、自律神経をより活性化させることができるのです。

 

脳を活性化し、認知症予防にも効果


大人のぬり絵は、脳トレとしても効果的。認知症予防、介護予防として行う人も増えています。特別な技術もいらず誰でも楽しめるため、高齢者向けの施設でのレクリエーションやリハビリなどで取り入れているところもあります。

指先を使って塗り分ける作業は、脳の広い領域を刺激し血流がアップして、脳全体の活性化につながると言われています。
どんな色を使おうか考えたり、全体のバランスを見たり、色の濃淡をつけながら注意深く作業を続けることで、自然と脳の老化防止に役立つのです。
昔の思い出を反芻すること(記憶の再現)も脳に刺激を与えます。大正・昭和時代の風景をモチーフにしたり、童謡の世界をイメージした絵柄のぬり絵もあります。ご両親へのプレゼントとして贈ってはいかがでしょう。

 

イライラ、モヤモヤ…心の疲れを感じた時に


絵と色鉛筆があれば、すぐに始められるのもぬり絵のメリットです。
特に、イライラしている時、やる気が出ない時、気分転換したい時などに行うと、心が落ち着きます。
ぬり方に決まりはありませんが、呼吸が浅くならないよう姿勢に気をつけ、ゆっくり丁寧にぬると、より自律神経の働きを高めてくれます。このポイントを意識しながら、実際に試してみました。
「何色を使おうかな?」「この色の組み合わせはどうだろう…?」と考えているうちに、自然と集中していきます。時間がたつのも忘れ、1時間ほど無心になってぬり続けてしまいました。ぬっている間は頭が空っぽになっている感覚で、終えるとスッキリした気分に。ストレス解消にとても効果的だと感じました。

 


心と体をリラックスさせてくれるぬり絵は、現代人にぴったりの趣味といえそうです。最近のぬり絵ブームにともない、多くの書籍が発売されているので、自分好みの絵柄を見つけてぬれば、完成した時の喜びもより大きいでしょう。

◆参考文献:『自律神経を整えるぬり絵』小林弘幸 著(アスコム)

ライター/伊井順子

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