サプリメントと上手に付き合う7つのポイント(サプリメント〜Vol.6)

2016年06月30日


サプリメントについてシリーズ6回で紹介してきましたが、いよいよ最終回になりました。今回は、これまで説明した内容をまとめ、サプリメントと賢く上手に付き合う方法をおさらいします。

 

価値あるサプリメント生活を送る7つのポイント

 


【1】サプリメントは「食品」
サプリメントは、日常の食事では摂りにくい栄養素を手軽に補うための「食品」です。食品には、体を作ったりエネルギーを与えたりする機能があり、基本的には安全なものですが、食べ過ぎたり食中毒などで体にマイナスの影響が出ることもあります。サプリメントも、過剰に摂取すれば健康被害のリスクが出る場合もあると覚えておきましょう。

【2】オプティマルヘルスの実現に有効な手段
世界的に見て平均寿命がトップクラスの日本。しかし長生きイコール幸せとは限りません。今さかんに言われているのは、「健康寿命」と、いきいきとしたベストな状態で健康を維持する「オプティマルヘルス」です。この最適な健康づくりのためには、良い生活習慣がベースになることはもちろんですが、社会環境や食習慣により偏ってしまいがちな栄養素を、サプリメントで補うことも有効な手段だと言えます。

 

【3】ベーシックなサプリメントで基本的な栄養素の不足を防ぐ
ヒトの体に必要なエネルギーを作り出し細胞を作り直すためには、食品から栄養を摂らなければなりません。3大栄養素や必須微量栄養素などが不足すると、体を健康に保つ働きが悪くなります。特にビタミンB群は、エネルギー産生・代謝に欠かせない栄養素。サプリメント選びで迷ったときは、まずは基本的な栄養素をしっかり補給。ビタミンB群をはじめとするベーシックなサプリメントがお勧めです。

【4】血液検査でサプリメントを効果的に選ぶ
「どの栄養素が不足しているのか?」「何をどのくらい補給すればいいのか?」など、はっきりと数値で知りたいときには、血中ビタミン濃度をチェックできるドックを受けてみるのも一つの方法です。効果的にサプリメントを利用するための客観的な指針になります。

【5】日々の体調の変化をチェックする
「体に良い」とされる食品も、そればかり食べていると偏りが出てきます。一粒に栄養素が濃縮されているサプリメントも同様。手軽に栄養補給ができるという利便性が高い反面、過剰摂取や薬との飲み合わせで思わぬ相互作用が出たりすることがあります。サプリメントを飲むだけでよしとせず、日々の体調の変化を気にかけ、チェックすることが大切です。

【6】医師や薬剤師と情報を共有する
サプリメントを飲むときは、必ず成分名と成分量を把握しておきましょう。お薬手帳を利用している場合はそれに記入し、かかりつけの医師や薬剤師にも情報を共有しておくと安心です。

【7】正しい情報を見極める
平成24年消費者委員会が行った調査によると、半数以上の人が健康食品に関する情報をインターネットから得ていました。そのうち6割が「健康食品メーカーや販売店のサイト・ブログ」を参考にしています。ネット上の「びっくりする効き目」「口コミ1位」など体験談やランキングを鵜呑みにすることなく、行政機関の情報を確認しましょう。

参考:
食品安全委員会
消費者の健康食品の利用に関する実態調査』平成24年内閣府消費者委員会

<プロフィール>

 

 

 

◆監修:久保 明(くぼ・あきら)

 


1979年、慶應義塾大学医学部卒業。医学博士。米国ワシントン州立大医学部に留学後、一貫して抗加齢医学・生活習慣病の研究と臨床の場での実践に取り組む。日本臨床栄養協会理事、厚生労働省 薬事・食品衛生審議会 専門委員、日本抗加齢医学会評議員、東海大学医学部客員教授等、歴任。歌舞伎座タワーにある銀座医院にエイジングケアを専門とする「プレミアムドック」を立ち上げ、院長補佐として診療を行っている。近著に『週に1度食べないだけで体の不調はリセットできる』(日東書院)、『一生寝たきりにならない「動ける体」のつくり方』(長岡書店)、『「糖化」をふせいで老けない・病まない体になる!』(PHP研究所)等がある。

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