自分にぴったりのサプリメントを見つけたい(サプリメント〜Vol.4)

2016年06月02日


サプリメントを始めてみようと思うときに悩むのが「何を飲めばいいのか?」です。栄養成分の説明を一つ一つ読んでいくと、どれも自分に必要な気がしてきたり、誰かに「これが効いた」と勧められたりして、やみくもにサプリメントを飲んでいませんか? 大切なのは「本当に必要な栄養素はどれなのか?」ということ。自分の体と向き合い、体調を認識し、必要な情報を正しい判断のもとに選び取ることです。

 

サプリメントはこう選ぶ


「疲れがとれない」「肌が荒れる」「風邪をよくひくようになった」など、困ったときや不安を感じるときに利用されるサプリメント。「目が疲れる」や「関節が痛む」など主訴がはっきりしている場合は、サプリメントを選びやすいのですが、不定愁訴と呼ばれるような「なんとなく体調が悪い」、「活力が出ない」というときは、「どのサプリメントを飲めばいいのだろう?」と迷ってしまいます。
その際には、まずビタミンB群を摂ってみましょう。ビタミンB群には、8種類のビタミン(B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)が含まれ、エネルギーを作り出すTCAサイクル(エネルギー産生サイクル)になくてはならない栄養素です。ビタミンB群が不足すると、このサイクルが滞り、エネルギー産生や疲労回復に支障が出てきます。
ビタミンB群のほかに、数種のビタミンやミネラルが入った「マルチビタミン・ミネラル」と呼ばれるベーシックなサプリメントも、バランスよく栄養素を補給し、潜在的な栄養不足を防ぐことができるのでお勧めです。

 

基本的な栄養素を満たし、体の調子を整えたうえで、「免疫力」や「代謝力」またはアンチエイジングに欠かせない「抗酸化力」「抗糖化」などを高めたいという目的がある場合は、成分の有効性や作用メカニズムの検証が進んでいるベーシックな成分の中からサプリメント選ぶと、比較的安全に利用できると言えます。
サプリメントは医薬品と違い、即効性や治療効果は期待できません。「これで治る」「すごい効き目」のような過大広告やランキング、誰かの体験談などに惑わされず、自分の体のニーズと向き合って、まずは基本的な栄養成分から選ぶようにしましょう。

 

血液検査で「足りない」が分かる


効率的で有効性の高いサプリメント生活を目指すなら、血液検査を受けて客観的なデータを取り、体の栄養状態やサプリメント効果の表れなどをチェックしてはいかがでしょうか。
血中データから、体内のビタミン濃度や活性酸素による障害の程度などが分かります。体に不足している栄養素を知り、必要なサプリメントを的確に選ぶことができるだけでなく、使用しているサプリメントが十分に吸収され、体内のニーズを満たしているかという指標にもなります。
血中ビタミン濃度や糖化の度合いなどをチェックするドックを提供している医療機関もありますので、健康管理に役立ててみてはいかがでしょうか。

<プロフィール>

 

◆監修:久保 明(くぼ・あきら)

 


1979年、慶應義塾大学医学部卒業。医学博士。米国ワシントン州立大医学部に留学後、一貫して抗加齢医学・生活習慣病の研究と臨床の場での実践に取り組む。日本臨床栄養協会理事、厚生労働省 薬事・食品衛生審議会 専門委員、日本抗加齢医学会評議員、東海大学医学部客員教授等、歴任。歌舞伎座タワーにある銀座医院にエイジングケアを専門とする「プレミアムドック」を立ち上げ、院長補佐として診療を行っている。近著に『週に1度食べないだけで体の不調はリセットできる』(日東書院)、『一生寝たきりにならない「動ける体」のつくり方』(長岡書店)、『「糖化」をふせいで老けない・病まない体になる!』(PHP研究所)等がある。

参考文献:
『女性のためのパーフェクトサプリメントブック』監修:久保 明(主婦の友社)

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