選んで使っていますか? 症状に合った風邪薬

2016年01月07日

 

万病の元といわれる風邪。十分な睡眠や休養を取らず、無理が続くと体の免疫力が落ちて、喉の痛みや鼻水、くしゃみなど「風邪をひいたかな?」という症状が出てきます。風邪はひき始めが肝心。でも市販薬は種類が多すぎて、「どの薬を選べばいいか分からない」と迷うことも。セルフメディケーション(自分で手当てすること)をする時は、配合成分などを参考に、症状や用途に合った薬を選びましょう。

この症状をなんとかしたい! そんな時の風邪薬の選び方

 

風邪のウイルスに直接効く薬はありませんが、さまざまな症状を和らげる風邪薬があります。市販薬には、多くの成分が配合されて効き目の幅が広い「総合感冒薬」のほかに、発熱や頭痛、くしゃみや鼻水、咳や痰など各症状に対応した薬があります。「熱はないけれど鼻水が止まらない」「咳だけ残っている」などの場合、必要のない成分を飲まなくて済むように、症状に合わせて薬を選びましょう。

熱があり、体の節々が痛む場合
熱や痛みに効く解熱鎮痛薬。解熱鎮痛薬には、胃に優しい成分(アセトアミノフェン、エテンザミドなど)や、医療用からスイッチ(転用)された効き目の強い成分(ロキソプロフェン)などがあります。

喉の痛みがある場合
解熱鎮痛薬や炎症反応を抑える抗炎症薬(トラネキサム酸、アズレンスルホン酸ナトリウムなど)のほか、殺菌成分(セチルピリジニウム塩化物など)配合の薬。内服薬のほか、スプレー剤やトローチなどもあります。

くしゃみ、鼻水、鼻づまりがある場合
抗ヒスタミン剤(マレイン酸クロルフェニラミン、ジフェンヒドラミンなど)や抗コリン薬(ベラドンナ総アルカロイド)。抗ヒスタミン剤は、眠気や口の渇きなどの副作用があります。鼻に直接スプレーする点鼻薬もあります。

咳や痰がよく出る場合
咳を鎮める鎮咳薬(リン酸コデイン、ジヒドロコデインなど)や、粘り気のある痰をサラサラにして出しやすくする去痰剤(グアイフェネシン、ブロムヘキシン塩酸塩など)。漢方の咳止め薬(麦門冬湯、桔梗湯など)もあります。

 

この風邪薬は眠くなる? 眠くならない?

 

「風邪薬を飲むと眠くなるから困る」と、仕事や作業に差しつかえるほどの眠気が出る場合があります。これは、くしゃみや鼻水を和らげる抗ヒスタミン剤や鎮静成分(ブロムワレリル尿素など)の副作用です。眠くならない薬が必要な場合は、これらの成分が配合されていない薬を選ぶようにしましょう。また、眠気防止のためにカフェインが加えられている薬も多くあります。昼用の薬はカフェイン入りで、夜用の薬は、ぐっすり寝られるようにカフェインが入っていないタイプもあります。

体力や症状で選ぶ漢方薬の風邪薬

 

 風邪の漢方薬といえば「葛根湯(かっこんとう)」が有名ですが、体力の充実度や症状の進み具合によって用いる漢方処方は異なります。比較的体力のある人で、寒気などの初期症状がある場合、「葛根湯」や「麻黄湯(まおうとう)」などが適していますが、体力が落ちて胃腸症状もある人は「桂枝湯(けいしとう)」や「柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)」などを選びましょう。

 市販薬は、医師が処方する薬よりも効き目がマイルドですが、特に、持病があり薬を飲んでいる人や妊婦、アレルギー体質の人は、薬剤師によく相談して薬を選ぶようにしましょう。

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