寝る前の「ぬれマスク」で、風邪は軽いまま治す!

2015年12月18日

 

冬になるとぐっと増えるのが風邪やインフルエンザなど感冒(かんぼう)と呼ばれる病気。普通の人でも年に数回は罹ってしまう身近な病気ですが、発熱やのどの痛み、せき、鼻水、鼻づまりなどの症状は数日でも辛いもの。風邪を治す薬はないとも言われていますが、できるだけひどくならずに軽い症状で治す「ぬれマスク」という健康法があるのをご存知でしょうか。

風邪をひくのは悪いことではない!?

 

風邪とは、主にウイルス感染によって引き起こされる上気道(鼻から鼻腔、鼻咽腔、咽頭、喉頭)の炎症のこと。ウイルスや菌が私たちの鼻や口から入り、のどの奥などに付着して炎症を起こします。そこから細胞の中にどんどん入り込んで、本格的な風邪へと進行していきます。
「ぬれマスク先生」こと歯科医の臼田篤伸氏は、著書『ぬれマスク先生の免疫革命』で、細胞内にウイルスが入り込んで増殖しても、症状が出なかったり軽くすんだりする「不顕性」の状態が最も好ましい風邪の経過だと言っています。なぜなら辛い症状が出ない状態でウイルスへの免疫(抗体)を獲得できるうえ、免疫機能のトレーニングになるからなのだそう。風邪は軽くすめば、むしろひいたほうがいい面もあるようです。

 

風邪は夜、寝ている間に進行する

 

とはいえ、いくら軽い風邪ですませたくても、本格的にひいてしまう場合もあり、ひき具合を自分でコントロールするのは難しいですよね。のどのイガイガやくしゃみなどの症状ですんでいたものが、いつの間にか本格的な風邪に移行していることが少なくないからです。実は、風邪が進行するのは夜、私たちが寝ている間なのだそう。
睡眠は風邪を治すためにとても大切なことの1つですが、一方で、鼻からのどまでの上気道が動かないために乾燥するというデメリットがあります。食べ物や唾液を飲み込むことで胃に流されていたウイルスが、睡眠中はそれができずに上気道に留まってしまうのです。乾燥が好きなウイルスは上気道にくっついたままどんどん増え、朝起きたらのどが痛くなっている…というわけ。これが、風邪が寝ている間に進行する理由です。

ぬれマスクが風邪予防に効果的な理由

 

では、睡眠をとりながら風邪をひかない、あるいは軽くすませるにはどうしたらよいのでしょうか。寝ている間にゴクリと唾を頻繁に飲み込むことができればよいのですが、私たちは体の機能上、それができません。そこで「ぬれマスク」の登場です。ぬれマスクは市販のガーゼマスクを水で濡らし、それを着けて寝るだけという、とても簡単な方法です。これだけで上気道を加湿することができ、さらに鼻呼吸を促すので乾燥を防ぐことができます。臼田氏によると、マスクの上部3分の1を外側へ折り返して、折り返した部分だけを水で濡らして口に掛けると苦しくないそうです。

夜、ぬれマスクを着けて寝ることによって風邪を初期状態で治せる可能性がぐんと高くなります。特に乾燥する冬はぬれマスクを効果的に使って、できるだけ軽くすませたいものですね。



◆参考図書:『ぬれマスク先生の免疫革命』臼田厚伸 著(ポプラ社)

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