トクホって、ホントにいいの?

2015年11月04日

特定保健用食品

近ごろ、お茶やコーラなどのパッケージによく見かける「特定保健用食品(トクホ)」のマーク。なんとなく体に良さそうなイメージがありますが、具体的に何が、どう良いのかがわからないという人も多いのではないでしょうか。

トクホは特定の保健の効果があると科学的に認められた食品で、消費者庁の許可を受けて販売されています。1991年に制度がスタート、最初のトクホブームを作った『ヘルシア緑茶』(花王)は中高年男性を中心に爆発的ヒットとなりました。最近では2015年5月に発売された『サッポロ+(プラス)』(サッポロ)がトクホ初のノンアルコール飲料として注目を集めています。

効果を示す「保健の用途」はパッケージで確認

 

トクホ食品にはそれぞれ違った効果があります。商品パッケージには「お腹の調子を整える」「糖の吸収を穏やかにする」など、保健の用途(効能)を明記するとともに、摂取量の目安や注意事項などが必ず記載されています。

<保健の用途の例>
●おなかの調子を整える
●糖の吸収を穏やかにする
●食後の血糖値が気になる人に適する
●体脂肪が気になる人に適する
●コレステロールの吸収を抑える働きがある
●歯を丈夫にする
●カルシウム吸収に優れ、丈夫な骨を作るのに適する
●貧血気味の人に適する


製品によって得られる効果もレベルもさまざまなので、パッケージに記載されている内容を十分に確認する必要があります。また、通常のトクホ以外にも「条件付き特定保健用食品」という区分があり、有効性の科学的根拠のレベルには届かないものの、一定の有効性が確認された食品として認められています。このような区分があることも理解したうえで、自分に合った製品を見極めることが大切です。

 

摂り方ひとつで効果に差が出る!?

 

ではトクホはいつ、どのように摂取すれば最大限の効果を得られるのでしょうか。それはトクホの有効性に関わる「関与成分」の特徴によって異なります。たとえば最近のトクホの中でも特に注目を集めている「難消化性デキストリン」という成分。これは現在までに許可された全トクホ品目の3割以上に含まれており、お茶、コーヒー、コーラ、ノンアルコール飲料などに多く採用されています。難消化性デキストリンが含まれているトクホ食品には、整腸作用や食後の血糖・中性脂肪の上昇を穏やかにするなどの働きがあるため、生活習慣病や脂肪が気になる人に人気があります。でも重要なのはその摂り方。まず、食事に含まれる糖質や脂質に作用するため「食事と一緒に摂る」こと、そして効果を実感するまでには「継続すること」が大切です。たった1度気まぐれに飲んだだけでは、あまり意味がありません。

このように、トクホは関与成分によって効果が異なるものです。それぞれの摂取の量やタイミングを守ることで、トクホの効果を最大限に引き出すことができるでしょう。

《参考サイト》
消費者庁 特定保健用食品
 http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin86.pdf
日本健康・栄養食品協会 特定保健用食品とは
 http://www.jhnfa.org/tokuho-0.html

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