冬と野菜と炊飯器

2016年01月21日

スローフード・スローライフの地イタリア*シエナより愛をこめて 第12回

1463486326


風邪やインフルエンザが蔓延するこの季節。手洗いやうがい対策の他、野菜からの栄養をたっぷり吸収するのに炊飯器が大活躍。イタリア人に大好評の冬野菜レシピで免疫に活力を補給し、ウイルスを跳ね返しましょう!

スーパーマーケットから地産地消型へ


イタリアには、km0(キロメートロ ゼロ)と呼ばれる直売所が各地に存在する。
地元の小さな生産者が一つの部屋、もしくは屋外の一角に集い、週のうち限られた時間だけ出店するシステムで、ここに並ぶ野菜やパン、チーズ、ワイン、パスタ、オリーブオイルのほとんどが無農薬だ。

1463486326 旬の野菜が並ぶ露店。種類は限られるが味は深い


冬は部屋にこもりがち。だから、野菜を通じて自然をとりいれよう。


私のお目当ては、地元で作られた採れたて作りたての新鮮素材。
ここに並ぶ野菜たちは、ポカポカな陽を浴びて気持ちよく天を仰ぐ日もあれば、大雨や雹に打ちのめされ、耐える日もある。
そして害虫に脅かされる日もあれば、益虫に助けられホッとする日もある。
土中ではミミズをはじめ、小動物たちがせっせと堆肥をこしらえ、多くの生き物と自然との共存で育つその形は不格好だけどガッツがあり、体内に入ると、免疫にパワ―がチャージできる。

1463486326
ミケーレ農園の新鮮卵はいつも午前中で完売。週末、御馳走のパスタにありつく鶏たち

炊飯器に野菜を丸ごと入れて、スイッチオン


夏は、バリッ、シャキッとしたサラダを食べていたけど、
冬になると、温かくクリーミーな触感に胃も心も包まれたくなる。

これには、炊飯器が一役かってくれる。

例えばキャベツの場合。
炊飯器にキャベツを丸ごといれ、適当に水を加えてスイッチ オン。
くたくたに柔らかくなったら取り出し、
お次は、ジャガイモと水を入れて、スイッチオン。
柔らかくなった二つの野菜をミキサ―にかけると、
あっという間に、キャベツ&ポテトクリームのでき上がり。
ミルクを加えて温めれば、自然の恵みが丸ごといただける美味しいスープとなる。
ここに、カリカリベーコンをトッピングしても美味しそうだ。

1463486326
自然の恵みたっぷりのキャベツ&ポテトクリーム


カリフラワーとジャガイモのポタージュには、クルミをトッピングしてみたい。
ネギのクリームソースを白魚のムニエルにかけてみたらどうだろう?
カボチャやニンジンで作るスープには、その甘味にちょっとしたパンチを加えるため、搾りたてのオリーブオイルを回しかけて、バゲットと共にいただきたい。イタリア人にも大好評のレシピだ。

1463486326


炊飯器で柔らかくなったニンジンをミキサーにかけ塩コショウで味付けた後、
 乾燥パセリの葉とオリーブオイルでアクセント

大量に作ったスープは冷凍用の小さなビニール袋に小分けし、冷凍保存する。
これで、忙しい時に添加物が入ったお手軽食材に頼ることなく、
美味しく、栄養を摂取できる。

皆さまの近所には、野菜の直売店がありますか?
ジャガイモ、ニンジン、ブロッコリー、カリフラワー、カボチャ、冬キャベツ、ネギ等々・・・

寒い時期は家に閉じこもりがちですが、
地産地消の冬野菜で美味しく自然と付き合い、心身の健康を心がけましょう!

プロフィール

1463486326

大多和聖美(おおたわきよみ)
トスカーナ州・シエナ在住。ソムリエ。ワインショップ、小麦粉アレルギー対応レストランでのコック体験を経て独立。「エノテカトスカーナ」を立ち上げ、日本にワインやオリーブオイルの販売を行う。

コメント

この記事へのコメントはありません。

この記事の関連ワード

新着の記事

Sidekibit b fefa1c4699a4986147a527399409cd3c5417e373a7c81d98947fd955971daf54

人工知能KIBITが、あなたに合った記事をおすすめします。 初めてKIBITに教えた時は翌朝までお待ちください。