気軽に買える台湾の「長寿米」、絶品の紫米おにぎり事情

2017年03月17日

元気のヒント・松浦優子の台湾暮らし(金曜更新) 第67回

 


台湾では台湾風おにぎりとして気軽に食べられる「紫米」。スーパーでも簡単に買えます。台湾風おにぎりはボリューム満点!紫米や黒米は「長寿米」とも呼ばれ、白米よりも食物繊維などが豊富な養生食材なんですよ。

 

穀物のバリエーション豊かな台湾


台湾に行ったら、白米以外の穀物のバリエーションの豊かさに驚きました。
胃が悪い時におすすめ(連載第27回)の小米(粟:あわ)、体の湿気を取り美白にも良い(連載第29回)薏仁(はとむぎ)など、台湾では色々な穀物が気軽に食べられます。

 

台湾と言えば、夜市や街頭の屋台グルメが大きな魅力。
その中に「台湾風おにぎり」というのがあるのをご存じですか? 人気店はいつも長蛇の列です。

 

「おにぎり」は中国語で「飯糰(ファントゥアン)」。台湾のコンビニにも日本と同じ包装のおにぎりがたくさんあります(具が微妙に日本と違っていて面白いです)。

一方、台湾風のおにぎりは、ほかほかごはんに好きな具材を指定して、その場で握ってもらえるもの。特徴的なのは、白米と紫米が選べることです。

 


▲夜市で人気のおにぎり屋台。長蛇の列

 

朝ごはんにも人気の台湾おにぎり、握り方はダイナミック!


台湾おにぎりは、朝ごはんとしても人気。朝になると道端に屋台が現れます。

 

 
▲うちの近くに出ていたおにぎり屋台

 

すごいのはその握り方。ごはんを載せているのは…タオルを畳んでビニール袋に入れた手作りミトン。なるほど、これなら熱くない。紫米で、肉でんぶ(肉鬆:ロウソン)が入ったものを作ってもらいました。

 

 
▲明るい茶色のものが「肉鬆(ロウソン)」。お粥やトーストにもかけたりする

 

紫米は、もち米のようなもちもち食感。丸く広げたお米の上に具を載せて、結構容赦なくぎゅうぎゅう握ってしまいます。完成形はたわら型で、海苔は巻きません。ビニールに入ったほかほかのおにぎり、ずっしり重いです。40元(約150円)でおなかいっぱい。

 

このほか、紫米はお粥に使われたり、洋風のおしゃれなカフェランチメニューでもよく見かけたりします。

 

台湾産の紫米や黒米は、栄養たっぷりの「長寿米」


紫米や黒米は、俗に「長寿米」や「薬米」と呼ばれるほど栄養豊富で、養生には欠かせないお米です。

 

一般的にいう「紫米」は「黒もち米」のことで、それとは別に黒米があって、いくつか品種があったりするのですが、ここでは細かい分類の話はやめておきます。

 

漢方では、紫米には①陰を補い「腎」をいたわる、②「脾」を健やかにし胃の調子を整える、③胃腸の「気」を補う、④「血(けつ)」を活性化するなどの効能があるとされています。なので、紫米は妊婦さんや子供、お年寄りが滋養をつけるのにとてもよいそう。

 

 
▲紫米。日本の白米とは違い、長粒種。色が付いているのは外側の皮だけで中は白いが、炊くと粒の中まで染まる

 

それから、台湾のスーパーで黒米を見つけたので買ってきました。

 

 
▲台湾のお米はぴちぴち・かちかちに真空包装されている

 


▲黒米も同じく長粒種。台湾東部の花蓮(ファーリエン)や台東(タイドン)は、台湾の米どころとしても有名

 

ちょっと、白米と栄養比較をしてみます。厚生労働省の成分表には紫米や黒米のデータがないので、黒米のデータは今回買った商品包装に記載されていたものです。

 

●100gあたりの栄養成分(抜粋)


 

※1:厚生労働省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
※2:パッケージ記載の成分表

 

黒米はもち米の一種だそうなので、白米(うるち米)に比べるとカロリーは高いです。そして、食物繊維やナトリウムは白米よりずっと多いんですね。

 

黒米がどれくらい黒いのか、白米に混ぜずに黒米100%で炊いてみました。炊いている時はタイのジャスミン米のようないい香りがしますが、食べると全然クセはありません。

 

 
▲驚きの黒さ!(普通は白米など他の穀物と混ぜて使います)

 

日本では少し手に入れにくい紫米や黒米は、台湾では簡単に入手できます。台湾旅行のお土産リストに加えてみてはいかがでしょう?

 

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