「畑の肉」大豆、台湾のメニューはこんなに豊富

2016年09月30日

元気のヒント・松浦優子の台湾暮らし(金曜更新) 第44回

 

台湾の朝食店で欠かせない飲み物・豆漿(ドウジャン)とは豆乳のこと。台湾の人は、日本人の2倍以上の豆乳を消費しています。豆乳スイーツ「豆花(トウファ)」や豆腐料理など、大豆由来のメニューがたっぷりです。

 

台湾人の豆乳消費量は日本の2倍以上、スーパーにはすごい種類が

 

台湾には、「早餐店(ザオツァンディエン)」という朝ごはんの店がたくさんあります。なので、朝ごはんは外食が当たり前。テイクアウトで職場に持って行って食べる人も多いです。

 

サンドイッチやハンバーガーなどもあるんですが、私はやっぱり台湾らしいものが好きです。台湾の伝統的な朝ごはんに欠かせないのが「豆漿(ドウジャン)」、つまり豆乳です。台湾にいる時は、自然と毎日のように飲んでいます。

 

▲豆乳&朝ごはん店の元祖と言われる「世界豆漿大王」(新北市永和区)

 

スーパーの売場にも色々な種類の豆乳がずらりと並んでいます。見た感じでは、牛乳よりも売場スペースは大きい気がします。

 

▲スーパーの豆乳売り場。写っているのは全部豆乳です

 

一人あたりの豆乳年間消費量は、日本が2.6リットル、台湾は6リットルと、日本の2倍以上にもなります(※1)。ただし、このデータは容器入り製品の消費量だけなので、朝ごはん屋さんで飲む分は入っていません。

 

最近は豆乳絞り器を買って自家製豆乳を作るのも流行っている台湾。朝ごはん屋さんや自家製の摂取量を加えたら、日本人の3倍、いやもっと飲んでいるんじゃないかという印象です。

 

※1:日本豆乳協会「豆乳消費量の世界比較」(2015年分調査)より

 

バリエーション豊かな豆乳と、一年中食べられる豆乳スイーツ「豆花」

 

朝ごはんの時は、豆乳に細長い揚げパン「油條(ヨウティアオ)」や、具なしの中華まん「饅頭(マントウ)」をひたして食べたりします。ほとんどがそのお店で手作りしていて、その味は日本のパックの豆乳とは全然別物(すみません)。豆の香りが立ちのぼる濃厚な豆乳に感動することうけあいです。台湾へ行かれたら是非お試しください。

 

▲ビニールの中には黒糖の饅頭。豆乳にひたして食べる

 

▲台北の人気店「阜杭豆漿(フーハン・ドウジャン)」の豆乳&油條

 

お店によっては「鹹豆漿(シエンドウジャン)」という、しょっぱいタイプの豆乳もあります。これは飲み物というよりスープっぽい感じです。

 

このほか、豆乳に黒すりごまなどをミックスしたものもあります。他には、普通の豆乳は大豆で作りますが、黒豆で作った「黑豆漿(ヘイドウジャン)」や、豆ではなくお米から作った「米漿(ミージャン)」もおいしいですよ。

 

そして、最近では日本でも出すお店がでてきた豆乳スイーツ「豆花(トウファ)」も、季節を問わずよく口にできる大豆製品のひとつです。

 

豆花も豆乳を固めたものですが、豆腐とは異なる凝固剤を使っているため、食感は豆腐よりもずっと柔らか。タピオカ、ピーナッツ、あんこや白玉など、色々なトッピングを自由に選べます。ホットでもアイスでもおいしいです。

 


▲台北「豆花莊」の豆花。三者三様のトッピングで

 


▲台北「騷豆花」の夏限定・マンゴー&スイカ豆花

 

いつでもどこでも豆腐や大豆製品が気軽に食べられる台湾

 

台湾の食堂には「小菜(シャオツァイ)」と言って、小皿に載った小さいおかずがよくあります。日本の定食についてくる小鉢みたいな位置づけですが、ここにも「豆乾(ドウガン)」(「豆腐乾(ドウフガン)」とも)という大豆製品があります。

 

見た目も食べた感じも押し豆腐みたいなんですが、豆腐をどうにかするのではなくて、豆乳から加工して直接作ります。私、見かけたら必ず食べてしまうくらい大好物です。

 

▲豆乾(ドウガン)。台湾のとろみ甘醤油をかけて食べる

 

食堂やレストランでは、豆腐そのものもよく出てきます。「油豆腐(ヨウドウフ)」という揚げ豆腐は、食堂ではおなじみのメニュー。夜市を散策した日本人がその香りに仰天する「臭豆腐(チョウドウフ)」も豆腐ですしね。ちなみに、麻婆豆腐(マーボードウフ)は台湾料理ではなく四川料理なので、台湾にはあまりありません。

 


▲揚げたタイプの臭豆腐(チョウドウフ)は、実際そんなに臭くない(と思う)

 

朝ごはんから夜市散策まで、一日中どこでもバリエーション豊かな大豆製品が食べられる台湾。良質な植物性たんぱく質で「畑の肉」とも言われる大豆を、台湾の人たちは自然にたくさん摂っているんです。

 

大豆は平性(ニュートラル)食材で、気血を増やし、脾に良いとされています。一年を通じて積極的に食べたいものですね。

 

 

コメント

    松浦 優子

    2016年10月11日 16時47分

    松浦 優子

    すみません、一つ訂正させていただきます。
    本文中にある「包子(バオズ)」は、正しくは「饅頭(マントウ)」です。


    松浦 優子

    2016年10月04日 09時44分

    松浦 優子

    コメントありがとうございます!
    この記事は、これまでの連載の中で、日本で書いていて一番苦しかったです(笑)。


    Tomoaki  Go

    2016年10月04日 02時55分

    Tomoaki Go

    ゆゆ許せん、台湾に行きたくなってしまったじゃないか^o^

    台湾でのビジネスのパートナーを探しております、親の代から60年のらーめんの味、台湾でこのらーめんのビジネスで成功したい方,実業家の方は御座いませんでしょうか? http://sosram.com

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