ご用心!夏の虫刺され、その対策

2016年07月06日


戸外での活動が増える夏。自然に触れ、屋外で過ごすのは気持ちのいいものです。でもこの季節、虫たちの活動も活発になります。人を刺したり、触れただけでかゆみが出たりする代表的な虫に、蚊、ブユ、ダニ、ノミ、ハチ、ドクガ、ムカデ、アリなどがいます。

 

もっとも身近な不快害虫「蚊」


虫刺されの予防には、夏でも長袖、長ズボン、靴下や帽子などで体を覆い、肌の露出を少なくすることが効果的です。でも実際には、虫刺されを完全に防ぐことは難しいです。刺されたらなるべく早く処置することが大事なので、簡単な対処法を知っておきましょう。
最も身近で不快な虫の代表は、蚊。ひと夏に一度も蚊に刺されない人はいないでしょう。メスの蚊は人間の血液を栄養分にして産卵するため、人間の汗や体温、呼吸に含まれる炭酸ガスなどを感知して、むこうから近づいてきます。蚊に刺されるとかゆくなるのは、蚊が血を吸うときに唾液を注入するためで、これに対して人がアレルギー反応を起こすからです。
たいていは、しばらくするとかゆみはおさまります。かゆいからといってかきむしると、傷口から細菌感染する可能性があります。黄色ブドウ球菌や化膿レンサ球菌に感染すると、子どもの場合は「とびひ」になってしまうことがあります。正式な病名は「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」といい、人にうつる病気です。
かきむしった手についた浸出液が他の場所につくことで、水泡があっという間に全身へ広がります。火事の火の粉が飛び火するようすに似ているため、「とびひ」と呼ばれています。皮膚のバリア機能が弱っている場合は、大人でもかかります。人にうつるので、プールなどには行けなくなります。蚊に刺されたら、なるべく早く市販のかゆみ止めの薬を塗りましょう。ともかく、かきむしらないことが大事です。小さな子どもは爪を切ってあげてください。

 

はれやかゆみが強くあらわれるブユ


虫刺されの中でもやっかいなのがブユです。ブユはブヨ、ブトなどとも呼ばれ、体長2~4mmほどのハエのような虫です。山間部の渓流の近くなどに生息し、町中で出くわすことはほとんどありませんが、ハイキングなどで訪れた場所やゴルフ場など、野外のレジャーに行ったときに刺されることがあります。蚊などに比べて強い症状が現れ、発熱することもあります。蚊が人の肌を刺して血を吸うのに対して、ブユは皮膚を噛んで血を吸います。
個人差はありますが、通常、ブユに噛まれて半日くらいすると赤く腫れてきて、だんだん激しいかゆみを感じるようになります。ブユによる虫刺されの治療には、抗ヒスタミン剤やステロイド剤が含まれた塗り薬が有効ですが、腫れがひどかったり、かゆみが引かなかったりするときは皮膚科を受診しましょう。
ケムシはほとんどの種類が無害ですが、チャドクガやイラガの幼虫に触れると、じんましんのような症状が現れます。庭の植木の手入れをしたときに気づかないうちに触れてしまい、症状が出てから気づくのです。もしドクガなどの毒毛に触れた場合は、セロハンテープや粘着テープを用いて毒毛を取り除き、よく泡立てた石けんで患部を洗い流しましょう。このとき、皮膚をごしごしこすらないように洗うこと。
大きなハチやムカデに刺されてしまった場合は、急いで病院へ行きましょう。
たかが虫刺されと思っても、甘く見ると大ごとになる場合もあるので、木の生い茂った場所や水辺に出かけるときは虫刺され用の塗り薬を携帯し、応急処置を心がけるようにしてください。

(ライター/和田朋子)

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