なかなか治らない…厄介な「主婦湿疹(手湿疹)」の原因とは?

2016年07月11日


炊事、洗濯などの家事で、普段から手荒れに悩んでいるという人も多いのではないでしょうか? 暑い時期は、ハンドクリームをぬるのもついサボりがち。でも、ただの乾燥と思って放っておくと、痛みやかゆみをともなう主婦湿疹になってしまうかもしれません。

 

水仕事をする人は要注意! 主婦湿疹(手湿疹)とは?


主婦湿疹とは、おもに水仕事が原因で、手のひらや指に湿疹や水泡ができて、かぶれることです。主婦だけでなく、美容師、調理師など、普段から水に触れることが多い職業の人もなりやすく、手だけに症状が表れることから「手湿疹」とも呼ばれています。

肌表面には、汗と皮脂が混ざった天然クリームと呼ばれる皮脂膜があり、水分の蒸発を防いだり、刺激から肌を守る役割をしています。しかし、手のひらには皮脂腺がなく、手の甲の皮脂も顔に比べるとかなり少ないため、手は体の中でも特に乾燥しやすい部位なのです。
水、洗剤などで皮脂が奪われると、皮脂膜がなくなってバリア機能が弱まり、外部からの刺激を受けやすい状態になります。すると、物をつかんだり触ったりするような、普段は何でもない動作でも過剰に反応して、主婦湿疹を発症してしまうのです。

最初は乾燥から始まって、乾燥が進むと皮膚が硬くなり、ひどくなると指紋がなくなったり、ひび割れを起こしたりすることも。また、水泡や湿疹ができてつぶれると、かゆみや痛みが出るなど悪化します。何をするにも手指はよく使う部位なので、症状がひどいと日常生活にも支障が出てしまいます。

 

主婦湿疹になりやすい生活習慣


もともとバリア機能が弱いとされる敏感肌やアトピー体質の人は、そうでない人と比べると主婦湿疹になりやすいといえますが、生活環境も大きく関係しています。

 

・炊事、洗濯などで、水仕事をすることが多い。水を触っている時間が長い。
・掃除、洗い物の際に、強めの洗剤を使っている。
・ダンボールや紙を扱うことが多い。
・ハンドクリームでの保湿をこまめにしていない。
・髪の毛が長いので、シャンプーを一度にたくさん使う。
・家事や入浴の時に、熱めのお湯を使う。


主婦湿疹は治りにくいと言われていますが、それは、このような生活習慣が関わっているから。家事や入浴は毎日のことなので、洗い物の時は手袋を着けたり、シャンプーの時はぬるま湯を使うなど、少しでも乾燥を防ぐように心がけることが大切です。

 

主婦湿疹になってしまったら


まだ症状が軽いうちなら、こまめに保湿することで治ります。普段から水を触ったあとは水気をきちんと拭き取り、ハンドクリームやワセリンなどで脂分を補う習慣をつけましょう。寝る時に、天然素材の手袋を着けるのも効果的です。
皮膚がひび割れて痛みがある、水泡や湿疹ができている、ジュクジュクしてかゆみがあるような場合は、早めに皮膚科を受診して治療しましょう。炎症を抑える軟膏や、保湿剤が処方されるのが一般的です。薬局で薬剤師に相談して、薬を購入してもいいでしょう。ただし、薬でいったん症状がおさまっても、先にあげたような生活習慣を続けていればすぐに再発してしまうので、ご注意を。

一度発症すると治りにくい主婦湿疹は、こまめな保湿を心がけることがいちばん。同時に、乾燥を招きやすい生活習慣を見直し、自分の指や手を大切に扱いましょう。

(ライター/伊井順子)

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