睡眠と自律神経の深い関係を知って、質の良い睡眠を手に入れる

2016年06月15日

 

睡眠不足は熱中症の原因のひとつ


梅雨を前に気温が高い日が続いています。これは日中だけの話ではありません。夜になっても気温が下がらない日は寝苦しく、長めに睡眠時間を取っていてもすっきりと目覚められないこともあります。

しかし、睡眠不足は熱中症を引き起こす要因にもなるため今のうちに寝不足にならない方法を知っておきたいものです。睡眠不足によって自律神経の働きが乱れると熱中症を引き起こしやすくなると言われています。

今回は睡眠と自律神経の関係を考えてみたいと思います。

 

自律神経とは


自律神経は「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経を指しています。この2つの神経は月と太陽のように正反対の働きを担い、バランス良く働いています。

自律神経は内臓を動かす、栄養を吸収する、血液を流すなど自分の意思とは関係なく働きます。体内外からの刺激や情報に反応して働くため、自分で意識して「栄養を吸収しよう」と思っても「血液を早く流そう」と思ってもできないのです。

交感神経は体が活動している時や緊張している時、ストレスを感じている時などにメインで働きます。交感神経が優位に働いている時は心拍数が増加し、筋肉や血管は収縮します。仕事中に指示を受けてすぐに対応できるのは交感神経のおかげです。

対して、副交感神経は体を休めている時や眠っている時、リラックスしている時などに働きます。副交感神経が優位に働いている時は心拍数が落ち着き、筋肉や血管もゆるみます。消化器官の働きが活発化し、栄養の吸収や老廃物の排出が行われます。

疲労の回復や怪我の修復がなされるのもこの時。ゆったりとした気分でくつろげるのは副交感神経のおかげなのです。

この2つの神経は互いにバランスを取りながら機能しています。交感神経だけ働いているというようなことはなく、交感神経が7割機能し、副交感神経が3割機能するというようなシステムになっています。

 

 

現代人は交感神経優位な状態


元々、昼と夜で交感神経と副交感神経はうまく切り替わるようにできています。しかし、現代人の生活習慣では夜でも交感神経が優位になっていることが多いのです。

先ほども述べたように、本来であれば睡眠時には副交感神経が優位になって疲労回復を行うのですが、交感神経が優位な状態であれば長時間寝ても疲労回復はなされません。

最近では「自律神経失調症」という言葉をよく耳にするようになりました。これは簡単に言うと、自律神経のバランスが乱れた状態。つまり、交感神経が働くべき時に働かず、副交感神経が働くべき時に働かないという状態です。

自律神経の乱れは様々な病気の引き金となります。不眠症はもちろん、うつ病の原因になることも。

 

 

質の良い睡眠のために


では、交感神経優位な現代人はどのように自律神経のバランスを整えればいいのでしょうか。冒頭で述べたように、自律神経は意識によってコントロールできない神経なのです。「今から寝るために副交感神経を働かそう」と思っても不可能です。

自律神経は体内外からの刺激に反応して機能します。テレビやパソコン、明るい照明は目から脳に刺激を与え、体を覚醒状態に誘導します。副交感神経優位にするために、寝る30分前にはテレビやパソコンを消しましょう。スマートフォンも同様です。

ゆったりとした音楽を聴く、間接照明を使うなども効果的。入浴も効果的ですが、熱いお湯ではなくリラックスできる程度の温度にしておきましょう。

このように睡眠と自律神経には密接な関係があります。質の良い睡眠を手に入れるために生活習慣を見直してみるといいですね。

(画像はイメージです)

 

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