霊より怖い!?金縛りのメカニズムと睡眠障害

2016年06月10日

 

金縛り=睡眠麻痺。医学的に説明がつきます


夜中にふと目が覚めると、知らない人が体の上に乗っている。振り払おうとしてみると、全く体が動かない!・・・俗に言う、金縛り。あなたは体験したこと、ありますか?

一般的に心霊現象として捉えられてきた金縛りですが、医学的に言うと、睡眠麻痺と呼ばれ、睡眠障害の一種として説明がついています。金縛りの原因は、幽霊や魔物などではなく、脳の働きなのです。

金縛りとは、ごく簡単に言うと、頭は起きているけれど、体は寝ている状態です。レム睡眠、つまり睡眠サイクルで言う浅い眠りのときに起きると言われています。

レム睡眠時、私たちは夢を見ます。夢を見ているときに体が自由に動くと危険なため、通常、脳と体は連動しないようにシャットダウンされており、体の筋肉も緩んでほとんど動かないようになっています。

このレム睡眠時に、何かのはずみで意識だけ覚醒してしまった時に起きるのが、金縛りと言われる状態です。

 

幽霊=幻覚・夢。脳の仕業です


一方で、金縛りの時に幽霊を見た、という報告は絶えません。誰かの声を聞いた、体をはっきり触られた、といった何らかの知覚現象を実際に経験された方もいらっしゃるかもしれません。

しかしこれも、金縛り中に体験している夢であると考えられます。特に寝入りばなの金縛りの場合は、脳が半分起きていて、眠りについたときの自分の状態が強く意識に残っているため、見た夢があたかも現実であるかのごとく感じることが多いようです。

金縛り中は、呼吸するための筋肉は通常通り働いていますが、胸の圧迫感や息苦しさを感じがちです。そうすると、なぜそうなっているのか脳が理由をひねりだそうとして、「誰かが自分を押さえつけている」といった恐い幻覚を作り出すのです。

また、金縛りの最中は強い不安や危機感を感じるため、そういった心理作用も影響して、恐ろしい幻覚や幻聴が現れやすいと言われています。

 

金縛りに遭いやすい人の特徴


金縛りに遭いやすいのは、睡眠リズムが乱れている人です。不規則な勤務体制の続く看護師さんや、徹夜の続く受験生などに起こりやすいと言われています。また、生活パターンの乱れも金縛りの原因になります。

旅行の移動中や宿泊先で金縛りを経験した方もいらっしゃるかもしれません。これは、環境の変化などで脳が興奮しているのに、身体が疲れていることが原因です。

同じ理由で、過酷な有酸素運動をしているスポーツ選手の場合、毎日のように金縛りにかかる人もいるようです。

 

金縛りを解くには?

 


もし金縛りに遭ってしまったら、目をぐるぐると動かしましょう。目は開けられなくても、眼球を動かすことはできるはずです。

そもそも金縛りは脳が作り出したイメージ。体のどこかを動かすことで、脳に「私は起きている」と伝えたり、「これは自分の作りごとだ」と脳に認識させることです。第三者に触れられたり、話しかけられることで金縛りが終わることもあります。

ただし、無理に金縛りを解こうとすると、余計に疲れてしまいます。何もしなくても、体が覚醒するのを待てば、必ずそのうち金縛りは解けます。

そして目が覚めたら、生活習慣を見直してみましょう。睡眠不足が続いていたり、生活リズムが乱れていませんか?疲れやストレスが溜まっている場合は、少しゆっくりしてみましょう。

金縛りが、日頃の無理のしすぎを教えてくれているのかもしれません。

(画像はイメージです)

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