老化の原因は紫外線!自分のフォトスキンタイプを知って光老化を防ごう

2016年05月31日

はぐれ薬学院生(♀)の “しみる” ひととき 第23回


シミ、シワ、お肌のゴワゴワ…お肌の老化、実は年よりも紫外線を浴びて起こる「光老化」が原因って知っていましたか?光老化はその気になれば防げるため、生活習慣病なんて言われることも。自分の肌タイプを知り、日焼け止めを使いこなしましょう。

 

数年後のあなたのお肌は、光老化を防げるかどうかで決まる


今年もたくさんの日焼け止めが売りだされています。UVケアをする人が増え、日傘をさす女性も多くなりましたね。紫外線をカットすることの大事さは、もう知っているよという方も多いと思います。

では、ここでちょっとクイズ。

 

1. 光老化とは何?

2. 加齢による老化と光老化、何が違う?

3. 光老化に影響するのは「UVA」「UVB」のどっち?

4. 日焼け止め表示の「SPF」と「PA」って何の指標?

 


全部答えられたら、あなたは光老化マスターかも?!

ちょっとアヤしいぞという方は、次の解説をチェックしてくださいね。

 

光老化の基礎知識

 


1. 光老化とは何?

「光老化」は紫外線によっておこる肌の老化現象のこと。具体的には、シミ、シワ、皮膚のたるみ、お肌のゴワゴワなどを指します。紫外線がお肌の表皮細胞のDNAを傷つけたり、真皮のコラーゲン繊維を壊したりすることによって起こります。

2. 加齢による老化と光老化、何が違う?


加齢で老化したお肌は白くて表皮が薄くなりますが、光老化が起きたお肌は逆に色が濃くゴワゴワになります。これは、紫外線に対する防御反応のためにお肌が分厚くなったり、メラニン(色素)量が増えたりするためです。また、真皮のコラーゲン繊維(お肌のハリのもと)が紫外線によって壊されることで、繊維がお団子状にかたまり、イボのようなブツブツとして現れるのも、光老化の特徴です。

3. 光老化に影響するのは「UVA」「UVB」のどっち?


どちらも影響しますが、日常で気をつけなければいけないのはUVAの方です。

UVBは波長が短く、エネルギーが大きいため、表皮細胞を傷つけ、いわゆる日焼け(サンバーン)の原因となります。一方、UVAはエネルギーがUVBよりも弱い分、波長が長いため、真皮にまで到達し、お肌のゴワゴワの原因となります。

UVBはDNAを直接傷つけ細胞が壊れる原因となる一方、UVAは活性酸素が生じる原因となり、細胞の膜脂質やたんぱく質、ミトコンドリアなどあらゆるものに酸化障害を与えます。

障害の大きさでみればUVBの方が影響が大きいのですが、日頃浴びていることに気が付かず、いつの間にかお肌の奥深くにまで障害を起こしているUVAの方が、現代人には怖いのです。

4. 日焼け止め表示の「SPF」と「PA」って何の指標?

「SPF」はUVBに対する防御効果、「PA」はUVAに対する防御効果防御効果の指標です。
SPFはUVBに晒された翌日にでる赤みを基に算定されますが、SPFの後ろの数字は何を意味しているでしょうか?

一般的に夏の海岸で20分日光を浴びると翌日赤くなると言われていますが、たとえばSPF30の製品を正しくつけた場合、これを20分×30=600分後まで引き延ばすことができると考えます。
数値が大きいほど、肌が赤くなるまでの時間を引き延ばせるということなんですね。

一方、PAはUVAに晒された直後から起きるメラニンの酸化(即時型黒化)を指標としています。こちらはSPFとは違って+~++++の段階評価となっています。

 

 


日本人は光老化が起きやすい?あなたのフォトスキンタイプはどれ?

光老化について知識を整理したところで、次はご自分が光老化しやすいタイプかどうかチェックしてみましょう。
光老化しやすいかどうかは、紫外線に対する反応の違いで6つの「フォトスキンタイプ」に分類されています。

 


フォトスキンタイプは、もともとの肌の色、つまりお肌の細胞のメラニン量によって左右されます。メラニンは今でこそ美白の大敵なんて言われますが、本来は光老化からお肌を守る大事な役割を持っているのです。色黒な方ほど、メラニンの量が多いですが、それだけ光老化には強いと言われます。

もともと色白な方は光老化しやすいですから、美白を頑張るよりも日焼け対策をしっかり行った方が数年後若々しいお肌でいられるかもしれませんね。

 

ライフスタイルに合わせた日焼け止め選びと正しい塗り方

 


さて、光老化についてご説明してきましたが、どのように対策すればよいのでしょう?

光老化を防ぐには、紫外線をシャットアウトすること。不必要な日光浴を避ける、赤道近くや山(特に春のスキー)に行くときは気を付ける、日傘・つばの広い帽子・長袖長ズボンで防御するといった対策で、できるだけ浴びる紫外線を減らすことがまず大事です。
日焼け止めは皮膚にとっては最後の砦ともいえます。ただ何となく塗っているだけでは、最後の砦が砦の意味を成さなくなってしまいます。今一度、日焼け止めの選び方と正しい使い方を確認してみましょう。

 

 


【自分のライフスタイルに合った日焼け止めとは?】

●日常生活:SPF5、PA+でOK。

●軽い屋外活動やドライブ:SPF10、PA++

●晴天下のスポーツ、海水浴:SPF20、PA+++&耐水性のあるもの

●熱帯地方での屋外活動:SPF30以上、PA+++&耐水性のあるもの


※紫外線吸収剤は、まれにアレルギーを起こすことがあるため、肌が弱いなど気になる方は紫外線吸収剤フリーのものがおすすめ。ただし、しっかり紫外線防御をする必要がある場合には、吸収剤入りものを使った方が効果的。

【日焼け止めの正しい使い方】

●多くの方は塗っている日焼け止めの量が規定より少なかったり、落ちても塗りなおさないため、商品表示の半分くらいの効果しか得られていない。

●顔ならパール玉2個分の量を3時間に1回ずつ塗る。

●うなじ、耳たぶ、胸、首、手の甲は塗り忘れやすい部位なので注意。

●落ちにくいタイプの日焼け止めは、専用のクレンジングでしっかり落とすのが大事。

1日のうち紫外線の照射量が多いのは午前10時~午後2時の間と言われています。しっかりUVカットして、数年後もイキイキとした肌を手に入れましょう!


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