睡眠時の寝返りが重要って本当?

2016年06月06日

 

「寝相がいい」のは、いいことではない?


寝るときと同じ姿勢で目が覚めるという人を、「寝相がいい」といいます。逆に「寝相が悪い」といわれる場合は、「なんて行儀が悪い」と思われていることでしょう。でも寝相がいいって、本当にいいことなのでしょうか?

実は寝相がいい人ほど、寝起きが悪いって知ってましたか? たっぷり寝たはずなのに、腰が痛い、体が重い、肩がこっている、背骨が痛い・・・。それもそのはず、寝ているあいだ、ほとんど動かないとしたら、体の節々が痛くなるのは当然です。

たとえば目が覚めているとき、布団の中で何時間も同じ姿勢でいることって可能でしょうか? 普通は、何度となく体の向きを変えたくなるはず。少々寝相が悪いといわれても、体を動かしている方がずっと自然なのです。

 

寝返りで体温調節をしている


寝返りには、3つの大切な意味があります。まず、寝返りを打つことで布団が動き、外の空気が流れ込みます。それによって、布団の中の温度や体温、湿度が調節できます。

人はまた、圧迫されている方の半身で発汗を抑制し、逆の半身で汗をかくという性質があります。時々体の向きを変えることで、発汗による体温調節を上手におこなうことができるのです。

 

 

 

寝返りは切り替えスイッチ


寝返りを打つたびに、人は睡眠サイクルのリズムを整えています。睡眠には、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)の2種類があり、2割のレム睡眠と8割のノンレム睡眠を交互にくり返すことで、快適な眠りを得ることができます。

寝返りは、レム睡眠に移行する前や、レム睡眠の終わりかけに発生するといわれています。寝返りには、睡眠のリズムを切り替えるスイッチのような役割があるのです。

 

寝返りで血液循環を改善する


もう一つ、寝返りのもつ大事な意味。それは、寝返りを打つことで、血液の循環が滞るのを防ぎ、体の重みが1点に集中しないよう、負担をやわらげることです。

体の下側は、血管が押しつぶされて血流が悪くなっています。血液循環が悪くなると、老廃物が滞って、痛みやハリの原因に。酸素や栄養も行き届かなくなります。時々寝返りを打つことで、自然に血液循環を改善しているのです。

 

寝具のかたさが睡眠の質を決める


上手に寝返りを打つためには、何が必要なのでしょう。まず一番大切なことは、寝具です。「寝相がいい」という人は、自分の寝具を思い浮かべてください。体が沈み込むようなふわふわの布団に包まれて眠っていませんか?

寝具が柔らかすぎると、思うように寝返りが打てません。寝返りはしているけれど、起きたときに首や肩、腰が痛いという人は、寝具の選び方が間違っている可能性があります。

 


一般にマットレスはかたすぎず、柔らかすぎず、体が沈んで「くの字」にならないようなかたさが理想です。人それぞれちょうどいいという感覚が違うので、寝返りが楽にできる自分にピッタリの寝具をさがしましょう。

枕も重要。ほんのわずかな高さの違いや弾力の質によって、寝苦しかったり、首が痛くなったりします。肩こりの原因が、実は枕だったということもあります。枕の相性も千差万別。これだと思える枕をさがしましょう。

寝返りは、睡眠においてとても重要な要素。寝ているあいだに疲労を回復し、明日もまた元気で頑張るために、思いっきり寝返りを打ちましょう。自分にピッタリの寝具を見つけて、寝苦しい夜とおさらばしたいものですね。

(画像はイメージです)

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