台湾の学校は、お昼寝が義務

2015年11月20日

元気のヒント・松浦優子の台湾暮らし(金曜更新) 第3回

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 台湾の義務教育では、昼休みの半分を昼寝の時間としています。この昼寝は義務で、30分間は机に突っ伏して静かに寝なければなりません。子供の頃から昼寝の習慣が身についている台湾の人は、オフィスでも短時間の昼寝をしてリフレッシュしているそう。


 昼休みは大急ぎで給食をかき込んで、男の子たちは遊ぶために大急ぎで校庭に飛び出していく。私が覚えている小学校の昼休みはそんな感じでした。でも、台湾の小学校と中学校では、昼休みの半分は昼ご飯、残りの半分はお昼寝の時間になっています。昼ご飯を食べ終わった後の30分間は、全員が自分の席で机に突っ伏して寝なければなりません。この習慣は中国の学校にもあるそうです。

短い昼寝でリフレッシュ?


 台湾の教育部は、昼休みの短い睡眠が生徒の健康や学習に有益だとしてこの制度を取り入れているそうです。実情はどんな感じなのか、台湾の現役女子高生・瞳ちゃん(高2)に聞いてみました。この昼寝は義務で、突っ伏している体勢から顔を上げたり、隣の子とおしゃべりしたりすると、見回っている先生にこっぴどく叱られます。特にお願いをすれば、先生に勉強を見てもらったり、先生の雑用を手伝ったりすることもできるそうですが…まあ、普通は寝る方を選びますよね。


 小学生の頃は、午後の授業に効果があったか実感はないな、とのこと。中学生の頃は、午後の授業のために勉強したくてもできなくて困ったと言っています。高校に関しては学校ごとに取り決めが異なるそうで、瞳ちゃんの高校では昼寝ではなくクラブ活動の練習などを行います。「昼寝時間がなくなって初めて、あの睡眠時間がいかに貴重だったかがわかったの~!」と、今では昼寝タイムを懐かしんでいる様子。やっぱり、短時間でも昼寝の効果は大きいみたいですね。

オフィスでも、短い昼寝をする人はめずらしくない


 そんな訳で、台湾の人には小さい頃からお昼にちょっとだけ寝るという習慣が身についているようです。仕事の種類や内容にもよりますが、デスクワークが主なサラリーマンの場合には、昼休みの一部を昼寝に充てることは自然なことだそうです。瞳ちゃんのお母さんが働く出版社のオフィスでは、だいたい3分の一の人が日常的に昼寝をしているとのこと。今では日本でもデスクでの昼寝用グッズも色々出ていますし、午後の鋭気を養うために「ちょこっと昼寝」を試してみてはいかがでしょう。
ちなみに、瞳ちゃんは、制服の上着を頭からすっぽりかぶって、こっそり音楽を聞きながら昼寝をしていたそうです。

プロフィール

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松浦優子
東京都出身。Web広告ディレクターとして勤務後、ひょんな縁で台湾に語学留学。帰国後に日本語教師資格を取得、現在は外国人向け日本語レッスンや台湾現地ニュースの翻訳などを手掛ける。台湾には年数回「里帰り」。

コメント

    Kohei

    2015年11月26日 09時22分

    Kohei

    仕事を進めるのが第一目的なので自分が少し寝たほうが効率上がる、と思えばシエスタとればよい、ってなだけのような気もします。ただいろいろなしがらみや理由があるのも分かりますが。


    ジョン

    2015年11月20日 13時38分

    ジョン

    ウチの会社でもお昼寝を義務として取り入れたいと思います。

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