声帯の老化に注意!声のエイジングケアしませんか

2016年05月06日


最近どうも喉の調子がよくない、声が聴き取りにくいと言われた、風邪をひいていないのに声がかすれる、自分のだ液や食べ物でむせたりすることが多くなった…そう感じたことはありませんか? もしかしたら、それは声帯の老化によるものかもしれません。

 

声にもライフステージがある


声を聞けばある程度年齢がわかります。かん高い子どもの声、若い人の声、中年の声、老人の声。声にも老化は起こります。だんだん声帯が固くなって弾力性がなくなり動きが悪くなるので、音声の幅が狭くなり、特に高い声が出しにくくなります。
喉頭の内側にある声帯は発声をするための器官で、左右一対のひだになっています。発声は肺から息を吐くときに生まれる呼気が、声帯を通過するときに声帯を振動させることで起こります。これに私たちは舌や唇、歯などを使って声を作りだしているのです。
年齢とともに腹筋が弱ってくると肺活量が減り、舌や口の周りや喉の筋肉も衰えてきます。声帯にも隙間ができ、息が漏れてしまうことで、声がかすれたり、大きな声が出にくくなります。特に女性は更年期や閉経により女性ホルモンの量が少なくなると、声が太く低くなりやすいのです。

 

声帯の隙間が原因で誤嚥性肺炎に


ヒトの口腔と喉は直角になっていて、口腔の空間が広く確保され、発声しやすい構造になっています。一方で、食べ物を飲み込むときに気管に入りやすいという欠点もあります。気管の入口には喉頭蓋というフタがあり、異物が入るのを防いでいます。しかしこれをすり抜けてしまった場合、本来なら声帯でブロックするのですが、高齢になって声帯がやせ細ってくると隙間から食物やだ液が気管に入り、誤嚥を起こしやすくなります。
2013年の厚生労働省の発表によれば、日本人の死亡原因の3位は肺炎によるもので、95%以上が高齢者です。また誤嚥性によるものは70歳以上で70%にもなります。

 

声帯を鍛えて声の老化を食い止めよう!


ではどうすれば声や声帯の老化を遅らせることができるのでしょうか。
まず喫煙はよくありません。飲酒も喉に悪影響を与えますから控えめに。室内の湿度管理は重要で、部屋が乾燥しすぎていないか湿度計などを使ってチェックしましょう。こまめな水分補給も声帯の粘膜保護に役立ちます。
声帯を鍛えるためにはとにかく「声を出すこと」です。最近はSNSやメールでの無音コミュニケーションが中心となりつつありますが、声のためには楽しいおしゃべりが役に立ちます。
最もお勧めしたいのは歌を歌うことです。様々な音程で、強弱をつけながら歌うことで、顔の表情筋や口の周りの筋肉も鍛えられます。大きな声を出すためには腹式呼吸が必要で、呼吸とともに腹筋もつき、発声することが全身運動になります。朗読や詩吟なども有効です。ただし無理は禁物です。かえって声帯をいためてしまいます。

普段から自分の声に関心を持ち、はきはきと明るい声で話すように心がけるだけでもかなり違ってきます。歌を歌えばストレス発散にもなりますし、声帯のエイジングケアを意識して始めてみてはいかが?

ライター/和田朋子

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