健康長寿の秘訣は腸にあり〜腸内環境を向上させる食べ物ベスト10

2016年05月10日


ふだん口にしている身近な食物の中に、腸内環境を整え、私たちを健康に導いてくれるものがたくさんあります。食物の持つパワーをうまく活用して、腸内から若さを保ちましょう。

 

腸内環境を向上させる食べ物ベスト10

 


1.毎日食べたい!キャベツ
キャベツはビタミンCを多く含み、抗酸化作用が強く、脳卒中や心筋梗塞などの血管性疾患の予防に効果的です。おすすめの食べ方は生のまま味噌をつけて食べる方法です。発酵食品である味噌はそれ自体が抗酸化食品ですが、塩分が気になる方もいるでしょう。でもキャベツの栄養分の中には塩分を排出する働きがあるため、味噌との食べ合わせはとてもいいのです。

2.しいたけと昆布
干ししいたけは料理のだしに用いられるほどうまみ成分が多い食物です。うまみ成分の素であるグルタミン酸はアンモニアを解毒する作用があり、腸内の悪玉菌の排出にも一役買っています。それと昆布との組み合わせは肥満予防や高血圧の予防として効果が期待できます。

3.血液さらさら ナットウキナーゼ
納豆に含まれるナットウキナーゼはタンパク質の分解酵素で、血流をよくし、血栓予防や血圧を安定させる効果があります。納豆菌には乳酸菌を増やす作用もあるので毎日食べたい健康食の一つです。

4.海草、コンニャク、ゴボウは便の量を増やす
食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。海草、コンニャク、ゴボウ アボカド、サツマイモなどは不溶性食物繊維で、便の量を増やす働きがあり、便秘ぎみの人はぜひ取りたい食べ物です。

5.シソ、パセリ、ニラは便を出しやすくする
シソ、パセリ、ニラは水溶性食物繊維です。食後の血糖値の急激な上昇を抑え、糖分の吸収速度を遅くする作用があります。また、血中コレステロール値を減少させる働きもあります。

6.豆腐は中性脂肪を減らす
豆腐の主原料である大豆には、抗酸化効果の高いイソフラボンや食物繊維、良質な植物性タンパク質が豊富に含まれ、まさに健康食品の代表と言えるでしょう。中性脂肪を減らし、骨密度を高くする効果も期待できます。

 

7.にんにくにはがんの予防効果がある
アメリカ国立がん研究所が作成した「デザイナーフーズ・ピラミッド」によると、最もがん予防効果の高い食品はニンニクです。1回に4g程度を焼いたりすりおろしたりして、週に2~3回食べるのがおすすめです。

8.バナナのTNFはインターフェロン並み
スポーツ選手が競技中にバナナを食べているシーンをテレビなどで見かけることがありますね。バナナは糖質が多く、すぐにエネルギーに変わることからアスリートに好まれるようです。免疫力を上げる効果も高く、TNFはインターフェロン並みであると立証されています。
*TNF…腫瘍を壊死させる効果のある物質 サイトカイン

9.スイカは活性酸素を抑制する
私たちの体内では毎日数千個のがん細胞が発生していると言われています。がんにならないためには、がん細胞の発生そのものを少なくする必要があります。スイカにはリコペンやアントシアニンといった抗酸化物質が豊富に含まれ、がんの発症に影響を与える活性酸素の発生を抑えてくれます。

10.緑茶のカテキンががん細胞の発生を抑える
緑茶にはカテキンが多く含まれています。カテキンには抗酸化作用や殺菌作用があり、がん細胞の発生を抑える効果があると言われています。

いかがでしたか? 食物がもつ効用を知って意識して食べることで、あなたの腸内環境も改善します。「腸寿力」アップにつながる食生活をおくりましょう。

著者/藤田紘一郎(ふじた・こういちろう)

 

 


1939年、旧満州生まれ。東京医科歯科大学卒。
東京大学大学院医学系研究科修了。医学博士。金沢医科大学教授、長崎大学教授、東京医科歯科大学大学院教授を経て、現在、東京医科歯科大学名誉教授。専門は寄生虫学と熱帯医学、感染免疫学。1983年に寄生虫体内のアレルゲン発見で日本寄生虫学会小泉賞を、2000年にヒトATLウイルス伝染経路などの研究で日本文化振興会社会文化功労賞および国際文化栄誉賞を受賞。おもな著書に『脳はバカ、腸はかしこい』(三五館)、『50歳からは炭水化物をやめなさい』(大和書房)、『腸寿力』(青萌堂)など、多数ある。

 

 

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