どうすればいい?足の裏のトラブル~ウオノメとタコの対処法

2016年10月06日

 

日頃あまり注意して見ることがなく、ついついケアを怠りがちな足の裏。気づかないうちにウオノメやタコができていることも。ウオノメとタコってどこが違うの? できてしまったら、どうしたらいいの? 今回はそんな疑問にお答えします。

 

ウオノメ・タコはなぜできるのか

 

◇中心部に硬い芯があるのがウオノメ

ウオノメやタコは皮膚の角質層が異常に硬くなったためにおこる皮膚疾患です。足の裏のように、常に体重がかかり刺激の多い場所は、皮膚が角質層を厚くして保護しています。しかし、同じ場所に繰り返し強い刺激が加わると、角質が厚くなりすぎて芯ができ、円すい形にとがって真皮に向かって食い込んでいくことがあります。これがウオノメです。とがった角質の先が、立ったり歩いたりするたびに真皮にある神経を刺激して強い痛みを感じるようになります。

 

◇痛みをほとんど感じないタコ

タコもウオノメと同様に、皮膚の一部が慢性的な刺激を受け、角質が異常に硬く厚くなることでできます。ウオノメが皮膚の中に向かうのに対して、タコは外に盛り上がり、少し黄色みを帯びてきます。痛みはほとんどありません。ウオノメが足の裏や足の指の付け根(まれにかかと)などにできるのに対して、タコは職業や生活習慣によって他の場所にもできます。ペンダコや座りダコ、子どもが指や手をしゃぶることでできる吸いダコなどがその例です。

 

ウオノメ・タコの治療と予防をチェック


◇足に合わない靴が原因に

足の裏にできるウオノメやタコのほとんどは、足に負担のかかる靴が原因でおこります。症状が軽い場合は、ハイヒールや爪先のとがった靴、サイズが合わない靴を避け、足に合う靴に替えるだけで改善します。また保護パッドやインソールなどを使うのも効果があります。強い痛みがあるウオノメはスピール膏を患部に数日貼り、角質を柔らかくしてから、はさみやメスで芯の部分だけを切り取る治療を行います。芯が深い場合はレーザーや電気メスによる治療を行うこともあります。

 

◇ウオノメとよく似たイボ <尋常性疣贅(ゆうぜい)>

足の裏にできるウイルス性のイボの中にはウオノメと非常によく似たものがあり、自分では判断がつかないことがあります。イボとウオノメでは治療法が異なるため、自分で市販薬を買ってウオノメの治療をしたら炎症をおこしてしまったというケースもあるので、まずは皮膚科医の診断を受けることをお勧めします。

 

◇注意が必要な糖尿病疾患のある人

ウオノメもタコもよくある良性の皮膚病ですが、糖尿病がある人は重症化しやすいので注意が必要です。糖尿病があるとウオノメがあっても痛みを感じにくく、発見が遅れがちで悪化しやすい傾向があります。できればときどき足を観察し、異常や変化がないかチェックしてください。

 

◇自分でできる日常のケア

フットケア専用のやすりやスクラブなどで足のお手入れをすると、ウオノメやタコの予防効果があります。やすりはかけすぎないようにご注意を。足にも保湿クリームを塗り、乾燥を防ぎ、皮膚を守りましょう。
ところで、「魚の目」は専門的には「鶏眼」というそうです。魚の目ではなくて、鶏なのです。おもしろいですね。

 

◆参考文献:公益社団法人日本皮膚科学会
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa23/q13.html

 

(ライター/和田朋子)

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