自転車大好きドイツ人、ベルリンは自転車天国

2016年09月27日

ドイツゆるやか健康ライフ 第6回

 

ベルリンに住んで驚いたことの一つは、自転車が多いことです。通勤時などは特に多く、道路の端を何台もの自転車が一列になってずらーっと走っていく光景は、思わず写真に撮りたくなるほど。

 

 

ヘルメットをかぶって、本格的なロードバイクを飛ばす人も大勢います。

ここまで自転車が多いのは、ベルリンは比較的平坦で、自転車専用レーンも充実しているからでしょう。幹線道路では車道と歩道の間に自転車専用レーンがあり、自転車がビュンビュン飛ばしています。うっかりレーン内を歩こうものなら、すさまじく怒られます。そりゃそうですよね、猛スピードで飛ばしているのですから。

西部ドイツでは、自転車専用道路もあるそうです。

ドイツ人にとって自転車は移動の足ですが、それと同時に趣味やスポーツでもあります。

たとえば週末に、郊外でサイクリングを楽しんだり。ドイツの列車には自転車を乗せられるコーナーがあるので、都心から自転車持参で列車に乗り込み、目的地に到着したらそのまま自転車で出発、ということも簡単です。

 

 

サイクリングというと気軽に聞こえますが、私が一度ドイツ人とともに森の中を自転車で走ったときのハードさといったら! 誘われるままにうっかりついていったのですが、ものの数分で激しい後悔に見舞われました。

とにかく道なき道を走って行くのです。地面は木の根が張っていて、でこぼこ。先行するドイツ人の背中を負いつつも、どんどん距離が開いていってしまう恐怖。心臓がこれ以上ないくらいに鼓動し、冗談ではなく「このまま倒れるのでは」と思いました。

 

瀕死の状態で戻り「もう二度とやらない」と宣言した私に対し、明るく笑われたときに、「ドイツ人の体力には勝てない」とひしひしと感じたものです。

 

無茶をするのはよくないですが、適度なサイクリングは健康にも役立ちます。

ドイツ自転車クラブ教会(ADFC)によれば、定期的に自転車に乗ることにより、血圧を下げ、コレステロールを分解する効果が見込めるとか。

きれいな景色を眺めながら走れば、気持ちもリフレッシュしますよね。

もしドイツにいらっしゃる機会があれば、レンタサイクルでサイクリングを楽しまれてはいかがでしょうか。ただし、くれぐれもご無理はなさいませんように。

 

久保田由希(くぼた・ゆき)

 

東京都出身。日本女子大学卒業。出版社勤務の後、フリーライターとなる。ただ単に住んでみたいという気持ちから、2002年にベルリンへ渡りそのまま在住。著書や雑誌への寄稿を通して、ベルリン・ドイツのライフスタイルを中心とした情報を発信している。散歩をしながらスナップ写真を撮ることと、ビールが大好き。著書に『ベルリンの大人の部屋』(辰巳出版)、『レトロミックス・ライフ』(グラフィック社)、『歩いてまわる小さなベルリン』(大和書房)ほか多数。近著に、ドイツの伝統工芸品やクリスマスなどを紹介した『かわいいドイツに、会いに行く』(清流出版)。
ホームページ:
Kubota Magazin
http://www.kubomaga.com/
おさんぽベルリン
http://osanpoberlin.blog.fc2.com/

 

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