そのいびき大丈夫?気になる睡眠時無呼吸症候群~その2

2016年09月09日

 

睡眠時無呼吸症候群は治療が可能な疾患です。この病気とは長く付き合っていく必要があるため、治療を始める前に自分の病気の程度を正しく知り、治療の必要性を十分認識しておくことが重要です。

 

睡眠時無呼吸かも…と思ったらセルフチェックをしてみよう

 

次の項目に思いあたることがないか、チェックしてみてください。
 
1.毎晩大きないびきをかく
2.睡眠中に呼吸が止まっていたと指摘されたことがある
3.朝起きたときに疲れが残っていると感じたり、頭が重かったり痛かったりする
4.日中、仕事や運転をしているときに眠くなることが多い
5.以前に比べて体重が増え、メタボぎみだと感じる

 

このチェック項目は睡眠時無呼吸症候群の人に多い症状を挙げています。病気かどうかを判定するものではありませんが、特に1と2に該当する場合は専門の病院を受診することをお勧めします。
 

睡眠時無呼吸症候群の検査

 

◇自宅でいびきや呼吸をチェックする簡易検査
診療は主に日中の眠気に関する問診から始まります。問診結果で睡眠時無呼吸の疑いありと判定されたら、自宅で手の指や鼻の下にセンサーをつけ、睡眠中のいびきや呼吸の状態をチェックする検査を受けます。

 

◇より詳細な入院検査
さらに精密検査が必要と判断された場合、専門の医療機関に入院して「終夜睡眠ポリグラフ検査」を受けます。夜入院して検査を受け、翌朝には退院して普段どおりの生活ができるように配慮してくれる医療機関も増えてきて便利になりました。
検査は睡眠と呼吸の質を調べるもので、鼻と口の空気の流れ、血中の酸素飽和度、胸部・腹部の換気運動、脳波、心電図、筋電図、眼電図、いびきの音、睡眠時の姿勢などを調べます。たくさんのセンサーをつけますが、苦痛を伴うものではありません。
 

治療が必要と判断された場合

 

完治する可能性があるのは外科的な治療です。なかでも、レーザー治療はあまり痛みを感じずに受けられ、入院も不要ですぐに日常生活に戻れるなど、患者に大きなメリットがあるのですが、日本でこの手術を受けられる病院はまだ限られています。
対症療法で最も普及しているのは「CPAP(シーパップ)療法」と呼ばれるものです。睡眠中の無呼吸を防ぐためにシーパップ装置から、鼻に装着したマスクを通して空気を送りこみ、気道に一定の圧力をかけます。最初こそ鼻マスクに違和感がありよく眠れないといいますが、慣れると呼吸が楽になり、ぐっすり眠れて手放せなくなるとか。一方で装置がわずらわしくてやめてしまう人もいます。重症の睡眠時無呼吸の患者の場合、CPAPを使った人のほうが長生きをすることも分かっています。
歯科用のマウスピースを用いる「スリープスプリント」と呼ばれる治療法もあります。下あごを上あごよりも前に出すように固定することで、気道を広くし、無呼吸の発生を防ぎます。比較的症状が軽いケースに適用されます。
自分の症状や生活に合った治療方法を主治医とよく検討し、治療開始後は定期的に受診して、治療効果や体調の変化を確認しながら維持管理していきましょう。
 

▶参考サイト
・循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010,momomura.d.pdf

・いびきや睡眠時無呼吸症候群に悩む方のためのポータルサイト:無呼吸なおそう.com

・久留米大学医学部神経精神医学講座 教授 内村直尚監修 http://659naoso.com/
 

(ライター/和田朋子)

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