褐色脂肪細胞を刺激して食べても太りにくい体質になる

2016年09月06日


そろそろ夏の暑さも和らぎ始める頃。秋の風が立つと食欲も戻ってきて、ついつい食べ過ぎてしまう季節でもあります。それだけではなく。秋になって気温が下がるにつれ、多くの女性が悩まされるのは体の「冷え」。そんな悩みを解決してくれるのが「褐色脂肪細胞」です。

脂肪細胞というと、なんだか体についた余分な脂の塊…というような、良くないイメージが浮かびますが、この「褐色脂肪細胞」はその逆で、余分なカロリーを消費してくれる、ありがたい存在なのです。

褐色脂肪細胞は、別名「体熱発生装置」とも言われ、私たちの体温を保つ役割を担っています。食事によって体内に取り入れた栄養(カロリー)のうち、余分なカロリーを燃やして体熱に変換し、放出してくれるのです。この褐色脂肪細胞の動きが活発な人は、カロリーを熱に変えて放出するので太りにくくなり、逆に動きが鈍いと余分なカロリーが体脂肪として体内に蓄積し、太りやすくなるのです。同時にカロリーが熱に変換されないために体温を保つことができず、体が冷えやすくなります。
つまり、褐色脂肪細胞を活性化してカロリーを熱に変換する効率を上げれば、肥満改善と冷え性予防という、まさに一石二鳥の効果が期待できるわけです。

 

褐色脂肪細胞を活性化させる方法


では、褐色脂肪細胞を活性化させる方法を説明しましょう。
体に冷たい刺激を与えて、脳に「体を温めないと!」と誤解させます。すると褐色脂肪細胞が活性化し、「どんどんカロリーを熱に変換しなきゃ!」となり、体温を上げようとします。褐色脂肪細胞が集中しているのは首の周り、鎖骨周辺、肩甲骨周り、わきの下など。この周辺を冷やすと、褐色脂肪細胞が活性化します。

褐色脂肪細胞の活性化に一番効果的なのは、水泳です。
水に入ることで体の熱が奪われますから、褐色脂肪細胞は体温を上げようとするのです。また、泳ぐときには腕や肩などをよく動かすので、それも刺激となり、さらに効果が期待できます。

ただ、なかなかプールまで行くのは面倒だし、時間もないという人が多いでしょう。
そこで、自宅で簡単に褐色脂肪細胞を活性化させる方法をご紹介しましょう。

 

①温冷浴
お風呂で簡単にできるのが温冷浴です。20度と40度の水温のシャワーを、それぞれ交互に30秒ずつ、5回ほど首の後ろなどにかけます。「温と冷の繰り返し」が刺激になり、褐色脂肪細胞の活性化が期待できます。
ただし、高血圧や心臓に疾患がある人、高齢者などは注意が必要です。冷水の温度を少し高めに設定するなど、体に負担がかからないようにしましょう。

 

②手の平を冷やす
手に冷たい刺激を与えて、「体温を上げないと!」と脳に誤解させます。凍らせた保冷材をハンカチなどにくるみ、手で持ちます。これだけで脳に「体が冷えた」という信号が送られて、褐色脂肪細胞が活性化します。
ついでに手に保冷材を持ったまま、首の周りや鎖骨の周辺にあてましょう。褐色脂肪細胞へ刺激が伝わり、より効果的。この方法は服を着ていても簡単にできますからチャレンジしてみてください。
ただし、やりすぎると本当に体を冷やしてしまうのでほどほどに。


最後に、刺激を与えるだけでなく、日ごろからちょっと気をつけるだけで褐色脂肪細胞を活性化できる方法があります。
それは、正しい姿勢を保つこと。
猫背などで姿勢が悪いと、肩が前方に出て肩や肩甲骨周辺の血行が悪くなります。いわゆる肩がこった状態ですが、血行が悪くなると褐色脂肪細胞の動きが悪くなってしまい、冷えにもつながるという悪循環に陥ります。
常に正しい姿勢を保ち、褐色脂肪細胞を活性化させましょう。

(ライター/三浦顕子)

 

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