女性に多い原因不明の不調「不定愁訴」とは

2016年09月05日


体の疲れがとれない、頭痛がするなど、病気ではないけれど、なんとなく体の不調を感じることはありませんか? 年齢や時期的なものだから…と考えてしまいがちですが、それは「不定愁訴」かもしれません。

 

身体的、精神的…症状はさまざま


不定愁訴とは、病気や疾患などの原因が見当たらないのに、さまざまな体の不調が表れることをいいます。
症状は、倦怠感、頭痛、腹痛、肩こりなどの身体的なものだけでなく、不眠、不安感、食欲不振など、精神的なものもあります。これらの自覚症状が続いているにもかかわらず、検査をしても異常が見つかりません。原因がわからないので根本的な治療が難しく、不安でつらい思いをしている人も多いようです。また、検査を受けても異常が出ないために、周囲の理解を得にくいという問題もあります。

不定愁訴を訴える人は特に女性に多いのですが、それには更年期障害や、女性のライフスタイルが大きく関わっているようです。

 

更年期と不定愁訴の関係


不定愁訴が女性に多い理由のひとつとして、更年期障害があげられます。
女性は閉経前後の40代~50代にかけ、女性ホルモンが急激に減少することでさまざまな不調が表れます。それを更年期障害と呼び、主な症状としては、ほてり、のぼせ、動悸、めまい、冷え、イライラなどがあります。
症状の程度は個人差が大きく、ほとんど自覚がないという人もいれば、日常生活がおくれないほど、ひどくなる人も。
更年期障害の場合は、治療により、改善したり症状が軽減したりするケースが比較的多いので、気になる人は婦人科で相談してみてください。

また女性の場合、身体的なことだけでなくライフスタイルに原因が隠れていることもあります。40代以上の女性は、環境の変化を経験する人が増えてきます。子どもが手を離れる、夫の職場環境が変わる、親の介護が始まる…など。これらの問題が複数絡み合い、更年期によるホルモンバランスの乱れも手伝って、心と体に大きな負担がかかってしまうのです。

 

不定愁訴を予防、改善するために


不定愁訴の原因はひとつではなく、ストレス、睡眠不足、自律神経の乱れ、ホルモンバランスなど、複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。不定愁訴を予防・改善するためには、普段から規則正しい生活をおくるよう心がけるとともに、ストレスや生活習慣で自律神経が乱れないようにすることが重要です。バランスの良い食事、睡眠、適度な運動など、自分なりに生活リズムをつくって過ごすことは、心と体に良い影響を及ぼします。
生きていればストレスは避けられないものなので、心が元気になる自分だけの楽しみや生きがいを見つけることが大切。ツボ押し、アロマ、お灸など、自分で手軽にできるケアもおすすめです。

症状が重かったり長く続いたりする場合は、別の病気が隠れている可能性もあり、自己判断せずに病院にかかるようにしてください。症状にもよりますが、内科、心療内科、婦人科などを受診する人が多いようです。

不定愁訴や更年期障害は、本人の苦しみが周囲になかなかわかってもらえないのがつらいところ。思い当たる人は、「無理しない・我慢しない」で医療機関に相談してみてください。

◆参考文献:『プレ更年期からのイライラ・うつうつをすっきり!』(オレンジページ)

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