目のケア~その2 目を動かして、目の凝りを解消しよう!

2015年12月03日

知らず知らずのうちに目を酷使している現代人。疲れ目ぐらい…と放っておくと、疲労がたまり、生活の質まで低下してしまいます。そこでちょっとした空き時間でできるアイケアをご紹介。目に良い生活習慣を身につけ、生き生きした瞳を取り戻しましょう。

遠くを見て、目と脳をリフレッシュ!

 

仕事中はずっとパソコンとにらめっこ。通勤電車の中ではスマートフォンでニュースやSNSをチェック。家に帰ったらゲームやテレビをだらだらと…。
皆さん、これに心当たりはありませんか?

現代人は知らず知らずのうちに、目を酷使しすぎています。
何かを集中して見続けていると、自然と瞬きの回数が減ってしまってドライアイの原因になりますし、なによりも眼球の奥の筋肉が凝り固まってしまい、眼精疲労につながります。
そうなるとなんとなく頭がボーッとして集中できなくなり、仕事の効率が落ちてしまいますし、肩こりなど体のほかの部分の不調にもつながります。

そんな時には目の体操をして、凝りをほぐしましょう。といっても、別に特別なことをする必要はありません。
まずはパソコンから目を離し、少し遠くを見てください。窓の外の景色を眺めるのもよいですし、空を見上げるのもおすすめです。パソコン画面やスマホなど、近くを見ることに焦点を当てていた眼球の筋肉を、遠くに焦点を変えることで意識的に動かすのです。
遠くを見る時には何かをじっと凝視するのではなく、ぼんやりと全体を眺めるといったイメージで見るようにします。オフィスビルの窓から市街を見下ろしたり、並木道を遠くまで見通したり。時間はほんの1~2分でOK!

同時に、背筋をぐっと伸ばしたり、肩甲骨のあたりを意識して肩を回したりと、体のストレッチをするとさらに効果的です。目の凝りだけでなく、体の凝りもほぐして血流を促進させ、集中力を取り戻しましょう。

 

通勤タイムは目のストレッチ時間

 

電車の中を見ると、ほとんどの人がスマホやタブレットなどの画面を見ています。メールチェックやニュースサイトの閲覧など、仕事の準備時間として通勤タイムを使っている人も多いと思いますが、これでは目の休まる暇がありません。
仕事は勤務時間中にと割り切って、通勤タイムを目のストレッチにあててみませんか?

電車に乗ったら吊り革につかまって立ち、窓の外を眺めましょう。毎日同じ風景で見飽きた…とおっしゃる方がいるかもしれませんが、「昨日とは違う風景」だってあるはずです。
いつの間にか新しいビルやマンションが建っていたり、公園の木々が紅葉していたり…。そういった変化を見つけるのも楽しいものですし、「あの会社はもう始業している。なんの会社だろう」とか、「高速道路が渋滞しているけど、何かあったのかな?」など、毎日同じように見える景色でも、その日の体調や目の調子、気分によって見える風景というものはけっこう変わってきます。これが脳への刺激となり、同時に視力を調整する「毛様体筋」という筋肉のトレーニングにもなるのです。いわば、目の筋肉ストレッチですね。

「地下鉄だから風景なんて見えないよ」という人や、「座ってゆっくりしたい」という人も、スマホを操作する手を止めて、時には車内をぐるりと見渡してみてください。
「お、あの人のスーツ、おしゃれだな」とか、「あの女性の姿勢、背筋が伸びて格好いいな」など、人に怪しまれない程度に人間観察するもよし、車内広告を眺めるもよし、です。
また、目を閉じて、眼球を上下左右にぐるぐると回すのもおすすめ。
とにかくスマホの画面から視線を離すことを心がけてください。

疲れ目を防ぐには、なによりも目を動かすことが大切です。日ごろから意識して目を動かす習慣をつけましょう。

プロフィール

 

  味木 幸(あまき・さち)
眼科専門医(オフサルモロジスト)。医学博士。
1967年広島県生まれ。1992年慶応義塾大学医学部卒業後、同大学眼科学教室入局。国家公務員共済組合連合会立川病院眼科、亀田総合病院眼科、川崎市立川川崎病院眼科副医長などを経て、2003年4月に「あまきクリニック」を開設。
最近では、テレビのコメンテーターとしてPC・スマホ時代の新しい目のケアを唱え、一躍脚光を浴びている。近著に、『近視・老眼を放っておくと脳がバカになる』(青萠堂)がある。

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