スマホが手放せない人は要注意…急増中の「スマホ老眼」の対策法を伝授

2016年08月31日


急速に普及しているスマートフォン(以下、スマホ)。あらゆる機能で私たちの生活を便利に楽しくしてくれる反面、その弊害も問題になってきています。
歩きスマホやスマホ依存などの問題と並んで、近年増えているのが「スマホ老眼」です。

 

通常の老眼とスマホ老眼の違い


老眼と聞くと、若ければ大丈夫と思いがちですが、「スマホ老眼」は20~40代に増えている現代病のひとつで、通常の老眼とは大きく違っています。

本当の老眼は誰にでも起こる老化現象。目のピント調節の役割をしている「水晶体」という部位が、加齢によって硬くなっていくことが原因です。水晶体は一度硬くなってしまうと元に戻らないので、一部の外科的な治療を除き、基本的に治ることはありません。
それに対しスマホ老眼は、ピント調節機能の一時的な不調なので、目の使い方次第で改善することができるのです。

水晶体を動かしているのが「毛様体筋(もうようたいきん)」という部位です。目のピントは、毛様体筋が伸び縮みすることで水晶体の厚みが変わり、調節されています。
毛様体筋は、近くを見るときに緊張して縮みます。画面を近くで見続けることにより、毛様体筋に大きな負担がかかって疲労してしまうことが、スマホ老眼の原因になっています。

「老眼かな?」と感じたら、3日ほどスマホの使用を控えてみてください。それで症状が改善すれば、スマホ老眼の可能性が高いといえます。

 

電車スマホ、歩きスマホがダメな理由


電車で多くの人がスマホの画面に見入っている光景はもう当たり前になってきましたが、電車スマホが習慣になっている人は要注意です。
車内は揺れているので、スマホを見ているときは、画面を追いかけて視線が細かく動いています。特に朝のラッシュ時などは、押されて大きく揺れたり、狭いスペースで過剰に顔の近くで画面を見ることも多くなるため、目に負担がかかります。さらにゲームや動画などが面白くてつい集中してしまうと、まばたきが少なくなり、眼精疲労につながります。

最近問題になっている歩きスマホは、他人に迷惑なだけでなく、重大な事故を引き起こす可能性もあり、絶対にしてはいけません。それだけでなく、歩行中にぶれるスマホの画面を見るのは、目にとって電車スマホ以上に大きな負担となります。最近は、歩きスマホを助長するゲームが流行しているので、この点からも注意すべきでしょう。

 

予防、改善にはスマホの使い方を見直すことが必要


スマホ老眼を放っておくと、通常より早く本当の老眼が始まったり、その進行を早めたりする可能性があります。

改善にいちばん効果的なのは、3日間ほどスマホを見ない「スマホ断ち」の期間を作ること。3日が難しければ、週1日でもスマホを見ない日を設けてみてください。目が休まるのはもちろん、スマホの使用時間を見直すきっかけになります。
使わないのは無理…という人は、使い方に気をつけましょう。いちばん大事なのは、目と画面が近すぎないことです。できるだけ目に負担がかからないようにするには、画面を30~40cm離し、目が少し下を向くくらいの角度にするのがいいとされています。
このとき、首は動かさずに目線だけ下にするのがコツ。首まで下げてしまうと、肩こりやストレートネックの原因になるので気をつけてください。
また、カラフルで明るすぎる画面も目に負担がかかります。明るさはスマホの設定で変えられるので、少し暗めにするだけでも目の疲れが軽減されます。

便利だからとはいえ、体に悪影響が出るような使い方をしてしまっては意味がありません。上手に付き合っていくために、たまにはスマホと距離を置くことも大切なのかもしれませんね。

(ライター/伊井順子)

◆参考文献:『スマホ老眼は治る!』荒井宏幸 著(扶桑社)

 

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