肥満によるリスクは世代を超える。男親の肥満が孫世代に影響。

2016年08月04日

 

男親の健康が子どもや孫まで影響することを発見


1963年に設立され、オーストラリアにあるThe Garvan Institute of Medical Research(以下ガーヴァン医学研究所)は、祖父の肥満が孫の世代まで影響を与える可能性があることがマウスを使った研究で明らかになったと2016年7月19日に発表しました。

 

 

 

祖父の食生活が孫世代の罹患リスクを高める


シドニーにある Victor Chang Institute(ビクター・チャン研究所)とガーヴァン医学研究所の研究者たちは、マウスを使い3世代にわたる父親の肥満の影響について観察を行いました。

その結果、父親が健康的な食生活をしていたとしても、祖父の世代がジャンクフードなど栄養的に貧しい食事をしていて肥満傾向にあった場合は、子どもだけでなく孫の世代でもメタボリック症候群になりやすいなどのリスクがあることを発見しました。

 

 

 

 

次の世代のために早い段階で食生活を改善することが重要


子どもの健康は妊娠した時から母親の責任であるという考え方が一般的でした。しかしこの研究論文の主な執筆者であるCatherine Suter(キャサリン・スーター)准教授は、父親や祖父の食生活も代謝性疾患を発症するリスクに関わっているといいます。

父親や祖父が肥満傾向であった場合、子どもや孫の世代が高脂肪や糖分の多い食事やジャンクフードを摂取することで劇的な反応を示し、代謝性疾患のリスクが急速に高まるということです。

ただし、世代を重ねるとこの影響はほとんど見られなくなってくることから、この影響が遺伝的でないことも示しているといいます。健康的な食生活に戻すことによって次の世代以降のダメージがなくなっていく点に注目し、自分の子孫がリスクの少ない生活をおくれるように健康的な食生活をして欲しいと伝えています。

研究者たちは、この他世代にわたる影響がどのように起こっているのか、まだ完全には分かっていないとしていますが、マウスの精子にその手がかりがあるとして、更なる研究を続けるということです。


▼外部リンク

ガーヴァン医学研究所
http://www.garvan.org.au/news

 

 

 

 

 

 

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