「ベロ美人」エクササイズで若返る ~その1

2016年06月06日


眠っているときに口がぽかんとあいてしまう、食べ方が美しくない、kissが下手……これらは「ベロ」と口の関係が上手くいっていないことに起因する場合も。「ベロ」は人間が生きていくためのとても大切な「道具」なのです。

 

すべては口から始まる


皆さんのなかで、「口は消化器・呼吸器への入口」だということを意識している人は、どのくらいいらっしゃるでしょう?
食べ物を食べて消化し、呼吸をするための器官の入り口が、口(口腔)です。そう考えると、生きていくために口がいかに大切な器官か、分かりますね。口腔の機能には、食べ物を細かくする咀嚼(そしゃく)機能、舌と喉を使って食べ物や飲み物をのみ込む嚥下(えんげ)機能、呼吸機能、舌や軟口蓋(なんこうがい)を使って話すための音を出す発声・発音機能、消化酵素を含む唾液を出す消化機能などがあり、それぞれ重要な役割を果たしています。

 

ベロには置き場所がある


さて、皆さんのベロは今、どの位置にありますか?
実は、ベロには「置き場所」があります。口を閉じたときに上あごのざらざらした部分(切歯乳頭)の少し後ろに、ベロの先が軽く触れているのが正しいポジションです。ここを「スポット」といいます。スポットにベロが触れていないということは、ベロの筋肉が弱いか衰えているため、ベロが持ち上がっていない可能性があります。

 


口を開けたときに見える葉っぱのような部分だけがベロと考えている人も多いかと思いますが、実はベロは、舌筋(ぜっきん)といわれる筋肉の塊でできている器官で、喉の奥まで続く大きなものです。食事のため、しゃべるため、呼吸をするためにベロを使うことは、常に筋肉運動をしているのと同じ。舌をねじったり、丸めたり、さまざまな形を作れるのも筋肉だから。ですから“筋トレ”で鍛えることができるのです。
食べるときに頬の内側や舌を噛んでしまう癖のある人、また、加齢とともに舌が回らなくなった人や、いわゆる滑舌の悪い人は、舌筋を鍛えることで改善される場合もあります。
ベロをしっかり動かして食べて育った人は、噛み合わせも良いはず。しっかり噛むことができれば脳細胞にも良い刺激が与えられます。ベロ全体を動かして鍛えることで、食べること、話すこと、呼吸することがスムーズに行えるようになります。さらに、あごのラインが引き締まり小顔にもなりますし、唾液の分泌腺への刺激が高まって消化も良くなり、免疫力が向上して若返りの相乗効果も期待できるのです。

次回はベロを鍛えるエクササイズを紹介します。

<プロフィール>

 

坂本 紗有見(さかもと さゆみ)

 


東京歯科大学卒業。2005年、銀座並木通り坂本矯正歯科クリニック開院。Quality of life(生活の質)の向上を目的とした、歯周病を予防する矯正歯科治療に力を入れている。歯並びを見た目だけ治すのではなく、姿勢・食べ方・発音・口元エクササイズや、サプリメントアドバイスなど、アンチエイジングとより良いライフスタイルの提案を合わせた治療を行っている。日本矯正歯科学会認定医、日本臨床矯正歯科学会会員、日本アンチエイジング歯科学会認定医、日本アンチエイジング歯科学会常任理事、日本抗加齢医学会会員、MFT(口腔筋機能療法)研究会所属。著書に『矯正治療中のカリエス・ペリオコントロール』(医学情報社)がある。

◆参考図書:『10歳若返る! ベロ美人エクササイズ お口からはじまるアンチエイジング』 (インプレス)

 

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