知っておきたい!いいシャンプーの条件と選び方

2016年05月12日

キレイな人は知っている!TSUBAKICHI(つばきち)の美容雑学 第1回


「種類が多すぎて正直どのシャンプーにすればいいのかわからない」という方がたくさんいらっしゃいます。いいシャンプーの条件は、成分や洗浄力が自分に合っているかどうか。頭皮や毛髪の状態を考えて、最適なシャンプーを見つける方法をお教えします。

 

シャンプーの役割とは?


最近ではシリコンフリーやアミノ酸シャンプーなど様々なシャンプーが発売されていますね。
本来、シャンプーの使用目的は頭皮や毛髪についた垢や汚れを落とすことですが、この汚れた油を水に溶かして洗い落とすのがシャンプーです。主役は油を水と混ぜ合わせて落としてくれる界面活性剤。洗浄力が強すぎると保湿に必要な皮脂膜まで洗い落としてしまいますので注意が必要です。

1. 皮脂膜は落とさずに、垢や汚れだけを落とすような適度な洗浄力がある。

2. 頭皮についた汚れを毛先の方まで運び出してくれる細かい泡が長持ちする。

3. キューティクルを傷めないように滑らかさがある。

4. すすぎが簡単で頭皮に炎症を起こさせない。


これらを前提に話を進めていきましょう。

 

まずは洗浄成分、界面活性剤


それでは、はじめに界面活性剤について。界面活性剤には、アニオン界面活性剤と両性界面活性剤の2種類が主に使われています。
アニオン界面活性剤は洗浄力が強く、泡立ちも良くコストも安いです。そのため多くの製品の洗浄成分として使われていますが、殺菌力は弱めです。
これに対して、両性界面活性剤は洗浄力が強く、毛髪の柔軟効果、毛髪への皮膜形成効果もあります。

 

アミノ酸シャンプー


頭皮にも毛髪にもおすすめなのは、両面界面活性剤の中でもマイルドなアミノ酸系界面活性剤です。
アミノ酸系界面活性剤にはベタイン系洗浄成分、シルク系洗浄成分、タウリン系洗浄成分など、いろいろ種類があります。

それぞれ特徴をまとめると、こんな感じです。

ベタイン系・・・コンディショニング効果あり

シルク系・・・シルク由来のアミノ酸を多く含み、毛髪の補修効果あり

タウリン系・・・アミノ酸系界面活性剤の中では泡立ちが良い



成分表記でいうと、「~ベタイン」「ココアンホ~」「ココイル~」「ラウロイル~」などと表示されています。

 

 

 

シリコンオイルについて


天然オイルと呼ばれるものは私たちの皮脂と同じ炭素系から作られているのもので、非常に成分が似ているので、頭皮にやさしいわけですね。しかしながら、天然オイルも皮脂も紫外線や熱で酸化腐敗し、過酸化脂質という悪性オイルに変化するという欠点があります。
一方、シリコンオイルは人工的に炭素をケイ素に置き換えて作られています。
天然オイルの欠点である酸化腐敗をおこさず、生体内で不活性(生物に影響しない)なため、医療分野では人工血管や人工心臓の潤滑などにも使われています。
非常に安全性が高く、悪性オイルに変化しないことから、肌用の化粧水などに多く使用されていますし、シャンプーに入っていてもシリコンが毛穴に詰まりトラブルを起こすことはないというデータも報告されています。
洗浄力が強いと脂分がとれすぎて毛がパサつき、櫛通りが悪くなったり傷みやすくなったりします。この強すぎる洗浄力をカバーするために配合されるのが過脂肪酸剤やシリコンオイルで、市販されているシャンプー剤の多くには、これらが加えられています。

ところで、毛髪は、疎水毛、撥水毛、親水毛の3種類に分けられます。

疎水毛とは・・・髪の水分量が11%~14%に保たれている状態で必要な水分量を吸収して、必要以上の水分を弾く健康な髪。

撥水毛とは・・・髪の水分量が10%以下の状態で熱によるたんぱく変性で水分を十分に吸収できなくなる髪。

親水毛とは・・・湿気が高いと水分を吸収して髪が膨潤したり、湿度が低いと水分を奪われて乾燥したりと、まわりの水分バランスに左右される状態でダメージを受けると親水に傾きます。

シリコンオイルは疎水毛に優先して吸着する性質があるため、髪の一番外側にある疎水部分のキューティクルによくなじみます。このため軽度のキューティクルダメージには効果が出ますが、キューティクルが剥がれ、その内側の親水性の部分が出てしまっているほどのハイダメージ毛には、さほど効果は期待できません。

というわけで、シリコンオイルは入っていないほうが毛髪にはやさしいシャンプーである可能性が高いですが、シリコンオイルが入っていないからいいシャンプーというわけでもありません。

問題はシリコンが入っているかどうかよりも、まず自分に合った“ほどよい洗浄力”かどうか、なのです。

というわけで、おすすめするシャンプーの4つの特徴をまとめておきます。

1. 洗浄力が強すぎない

2. シリコンが入っていない

3. 限りなく無添加

4. 良質な成分が配合されている

 

 

タイプ別おすすめシャンプー


「髪がパサパサだわ〜」という方。保湿力の高いシャンプーを選びましょう。

「フケやかゆみが気になる!」という方は、頭皮が洗えていないor洗いすぎている可能性があるので抗菌&抗アレルギー作用があるシャンプーを。
ちなみにサラサラしたフケが出る方は洗浄力が強すぎて乾燥しているので、保湿重視のシャンプーがおすすめ。

「ベタベタしたフケが出る」という方は油分が多い! 皮脂を吸収するタイプのものや洗浄力が強めのシャンプーをおすすめします。

「いつもカラーやパーマが基本」という方。
施術後24時間~48時間は弱酸性からアルカリ性に傾いている状態なので、いかに本来の弱酸性に戻すかが大事になってきます。
pHを調整してくれるシャンプーや、毛髪の残留薬物を除去するシャンプーを選びましょう。

ちなみにサロンでは、13種類に細分化されたラインナップから最適なシャンプーをオーダーメイドでお選びいだだけます。
お気軽にお問い合わせください。


プロフィール


椿えりか

 


渋谷にある芸能人御用達美容室P-cottに所属。美容における膨大な薬剤や商品の知識・情報とカラーリストの経験・Aujuaに関する知識が強み。毛髪科学、成分、理論、技術を駆使してあらゆる髪を自由自在に操ります。
現在サロンワークをこなしながら、ヘアメイクの現場でも勉強中。力のあるヘッドスパと的確なツボを抑えるマッサージのファン多数。

参考文献
新ヘア・サイエンス(社団法人 日本毛髪化学協会)
毛髪の科学と診断(薬事日報社)

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