美肌の条件とは? 敏感肌と乾燥肌のケア

TSUBAKICHI | キレイな人は知っている!TSUBAKICHI(つばきち)の美容雑学(全25回) 第25回


 

肌が美しい人は若く見えますよね。スキンケアをきちんとしていても、そもそも自分にあったスキンケアでなければ意味がありません。
美しい肌の条件をきちんと理解して、その時々の自分の肌に合うスキンケア方法を見つけてください。

 

美しい肌の大前提

 

美しい肌の大前提は、肌のキメが細かいことです。
肌のキメが細かいというのは、いったいどういうことなのでしょう?
少し詳しく見てみましょう。

 

キメの細かい肌


 
肌のキメとは皮膚表面を交差している細かい溝(皮溝)とそれに囲まれているふっくらと盛り上がっている「皮丘」が作り出す凸凹の形態のことです。
キメの細かい肌は皮溝の幅がくっきり細かく、皮丘も規則正しく揃っていて毛穴も目立ちません。
表皮の一番上にある角層(角質層ともいいます)の状態がキメの細かい美しい肌を作る最大の要素です。

 

知っておきたい、美しい肌の5大要素

 


次は、美肌の要素です。
美肌の条件には、(1)潤い、(2)滑らかさ、(3)ハリ、(4)弾力、(5)血色―の5大要素があります

(1)潤い:皮膚表面の角層に15〜20%の水分が含まれていること。
(2)滑らかさ:皮膚表面の凸凹が少なく、指先で触れた時にザラつきなどの抵抗感がないこと。
(3)ハリ:肌がふっくらしていてたるみがなく、ピーンとハリがあること。
(4)弾力:肌を押した時に跳ね返すような弾力があること。
(5)血色:健やかさを感じられる血色であること。

毎朝、鏡の前に立ったらチェックしてみてください。

 

肌質の分類


では、肌質の分類について見ていきましょう。

肌質は一般的に普通肌、乾燥肌、脂性肌と、乾燥肌と脂性肌が混ざった混合肌の4タイプに分けられます

 


 
 

・普通肌:水分が多く、皮脂が少なめ
・乾燥肌:水分も皮脂も少なめ
・脂性肌:水分も皮脂も多め
・混合肌:皮脂の多い部分と乾燥している部分の差が大きいタイプ
※このほか、皮脂が多く水分が少なめな乾燥型脂性肌もあります。混合肌とは意味合いが少し異なります。

 

だいたい誰でも、「私は乾燥肌」などと自分を1つの型にはめて考えていると思います。

しかし、肌のタイプは常に一定なわけではありません。年齢や季節、ストレス、生活習慣によって変わる可能性があります

スキンケアをする時には、その時々の肌の状態に合わせて行うことが大切です。

 

要注意!どの肌タイプでも敏感肌になる可能性がある

 


 

「敏感肌」はよく聞く言葉ですが、実は医学的な定義はありません。
一般的に体調や外的環境の変化に敏感に反応しトラブルを起こしやすい肌のことを指します。
敏感肌の多くは健康な肌に比べて皮脂が少なく、乾燥しがちです。間違ったケアで敏感肌状態になることもあるので、正しいスキンケアを心がけましょう。

 

・肌に刺激を与えない
肌の摩擦は要注意です。クレンジングやマッサージをする時は力を入れすぎないように気をつけます。

 

・肌は清潔に
洗顔時はすすぎも丁寧に行い、すすぎ残しがないようにします。

 

 

紫外線対策はしっかりと
敏感肌の人ほど、紫外線対策は必須です。
刺激の少ない日焼け止めを選びしっかりと対策しましょう。

 

日焼け止めには紫外線吸収剤フリーや、ノンケミカルと表示されるものがあります。
これには、酸化チタンや酸化亜鉛などの紫外線を反射・散乱させて防御する粉体が使われています。紫外線散乱剤は安全性が高いなどのメリットがありますが、白浮きしやすいデメリットもあります。

 

・ストレスをためない
肌は感情や心の動きを映す鏡とも言われています。睡眠を十分にとり、ストレスをためないように心がけます。

 

肌トラブルは乾燥から始まる~乾燥・肌荒れの原

 

 

肌トラブルの多くは乾燥から始まります。
キメの整った肌には15%〜20%の水分が角層に含まれていますが、紫外線や寒風冷暖房など、空気は乾燥した環境にさらされたり、加齢とともに肌の機能が衰えると角層の水分が失われて、水分量が10%以下になります。この状態が乾燥・肌荒れと呼ばれる肌トラブルです。
乾燥した肌は表面の角層が乱れているので、外部の刺激を受けやすく、肌は敏感な状態です。このまま放っておくと肌荒れや小じわなどに繋がって行きます。

 

乾燥肌の注意点

(1)お湯に気を付ける

熱めのお風呂やシャワーのお湯や、長時間の入浴...角質層をふやかし、細胞間脂質(セラミドなど)やNMF(天然保湿因子)を流出させてしまいます。
お風呂やシャワーは38~39℃くらいの温度に設定し、お風呂に浸かるのは20分程度に抑えましょう

 

(2)洗い方にも気を付ける
洗い方にも乾燥要因があります。
摩擦と洗いすぎは乾燥肌の最大の原因となります。
手足や腰、お腹周りなど、皮脂の少ない部分はボディソープや石鹸を使って洗う回数を減らしたり、洗浄力がマイルドなアミノ酸系の界面活性剤を使ったものを使うなど、タオルなどでゴシゴシこすらず、よく泡立てた洗浄剤を手のひらで伸ばすようにして洗いましょう。

 

入浴後はすぐに保湿をしましょう。身体の水分を拭き取る前にボディオイルを馴染ませるのがおすすめです。

 

(3)保湿はしっかり

角層が健全な状態では空気が乾燥しても、お肌自体の水分保持力で保たれますが、既に角層が損なわれてしまっている乾燥肌の場合、水分を保持する力が弱いため、空気の乾燥は大きなダメージとなります。

これからの季節、暖房機器を使うときや、冬場の乾燥の季節には加湿器などでしっかりと湿度を保つことが大切です。

 

いかがでしたでしょうか。TSUBAKICHIの美容雑学は、今回が最終回となります。今まで1年以上もおつきあいくださり、どうもありがとうございました。ご紹介したテーマは、どれも流行りで終わるものではない、美容のエッセンスがつまっています。自分を輝かせたい!というときは、また読みに来てみてください。きっといいヒントが見つかると思います。

 

参考文献
・日本コスメティック協会検定テキスト


編集:プサラ研究所

著者プロフィール

  • TSUBAKICHI(つばきち)
  • 美容師・ヘアメークアップアーティスト。美容における膨大な薬剤や商品の知識・情報と、カラーやパーマ、トリートメント理論の知識が強み。毛髪化学、成分、理論、技術を駆使してあらゆる髪を自由自在に操る。2016年8月よりヘアメークアップアーティストが在籍する恵比寿の美容室・ENISHIに所属。サロンワークをこなしながら、ヘアメークアップアーティストTSUBAKICHI(つばきち)として独立。力強さと的確で即効性のあるマッサージでSpaListとしてのファンも多数。浴衣から振袖まで、着付もこなすオールラウンドプレーヤー。

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